サバイバルFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』、大改修アプデ&追いアプデ直後にまた新アプデ配信開始。わんこそばアプデでどんどん改修進む

GSC Game Worldは12月4日、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』に向けてパッチ1.0.3を配信した。さらにさまざまな修正・調整がおこなわれている。

デベロッパーのGSC Game Worldは12月4日、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』に向けてパッチ1.0.3を配信した。11月29日に大規模改修アップデートが実施され、翌30日にもアップデートがおこなわれた本作に、さらにさまざまな修正・調整がおこなわれている。

本作は、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。主な舞台となるのは、チョルノービリおよびその周辺の立入禁止区域「ゾーン(The Zone)」だ。プレイヤーはストーカー(S.T.A.L.K.E.R.)と呼ばれる、一攫千金を狙う者たちのひとりとなって、貴重なアーティファクトなどを求め危険地帯に飛び込んでいく。プレイヤーは凶暴なミュータントや「アノーマリー」と呼ばれる存在などのほか、武装した派閥間の争いも切り抜けつつ、広大なオープンワールドを探索していくのだ。


今回本作に向けて配信されたパッチ1.0.3は不具合修正・調整が主体となっている。「過去の栄光を求めて」「ゾーンの伝説」などのメインミッションおよびサイドミッションにおける不具合が修正。あるトレーダーが特定の弾薬を売ってくれない不具合なども解消された。このほかオートマチック銃で撃ったミュータントの体が伸びる現象や、クラッシュやメモリリークの問題なども修正されたそうだ。

内容としては小規模ながら、本作に向けては11月29日に650以上の不具合を修正する大改修パッチ1.0.1が配信されたばかり(関連記事)。また翌11月30日にも、6つのミッションの不具合を修正するパッチ1.0.2が配信されていた。

そこから1週間足らずでさまざまな不具合修正・調整を含む今回のパッチ1.0.3が配信された格好だ。なお開発元は本作の発売当日に、粗い部分が残っている可能性を伝えつつ、プレイヤーのフィードバックを注視し問題に早急に対処していく方針を伝えていた。特に発売直後にはホットフィックスとしてできる限り丁寧で頻繁なアップデートをおこなうと約束しており、有言実行となる高頻度のアップデートが実施されているわけだ。


なお本作では、シリーズの持ち味でもあるゾーンの敵クリーチャーやNPCたちの行動がシミュレートされる「A-Life」の進化版「A-Life 2.0」が採用されているものの、不具合により想定通りに機能していないという。A-Life 2.0を含め、残る不具合についても引き続き対応されていくことだろう。

ちなみに本作Steam版のユーザーレビューには、本稿執筆時点で約6万件以上が集まり、うち84%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。発売直後は不具合や最適化不足から「やや好評」ステータスとなっていたものの、評価面でも順調に持ち直しているようだ。本作に向けては無料のコンテンツアップデートも計画されており、12月中にロードマップが公開予定。今後のさらなるブラッシュアップと新展開も期待される。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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