90年代風表計算ソフトパズル『SpreadCheat』Steamにて発表。スプレッドシートを使える“パソコンオタク”として90年代の企業に入社、上司からの無理難題をこなす
Games People Playは11月22日、スプレッドシート操作パズル『SpreadCheat』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリースは2025年第一四半期を予定している。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応している。
『SpreadCheat』は、セルを埋めるパズルゲームだ。プレイヤーは90年代の金融会社の会計士をつとめる新入社員となる。最近コンピュータを導入しはじめたという体育会系の会社で、表計算ソフトを使いさまざまなスプレッドシートを操作し、課題を解決していく。どうやら社内でまともにスプレッドシートを操作できるのは“パソコンオタク”であるプレイヤーだけとなっているようだ。
上司から課題として与えられるスプレッドシートは、値が空白になっていたり、参照元が間違っていたりなど不完全なものとなっている。しかし「表の合計は14であるべきだ」といった奇妙な指示も与えられている。プレイヤーはその要件を満たすように空いたセルにドラッグ&ドロップで値を入力。数字の意味やその正誤はともかく、スプレッドシートを完成させ、上司に報告することが目標となる。
ゲーム内のインターフェースは、Windows 3.1を彷彿とさせる演出となっている。また、「コンピュータがウイルスに感染した」という上司のPCを操作し、延々と出現するポップアップを削除したり、奇妙なメールの添付ファイルを開いたり、ピザパーティに招待されたりなど、合間にはオフィスを舞台としたユーモラスなインターバルも挟まれている。
また仕事の合間には、Officeアシスタントの「クリッパー」のようなデジタルアシスタント「コーピー」もポップアップ。退屈な仕事に邪魔と彩りを与えてくれる。コメディと不条理なブラックユーモア、そして90年代のオマージュに満ちた作風となっているようだ。
本作はインディーゲームコミュニティThe MIXの主催するショーケースイベント「The MIX Fall Showcase 2024」内にて発表された。発表と同時にデモ版もリリースされており、序盤の数ステージをプレイ可能となっている。興味のある方はダウンロードしてみるとよいかもしれない。
『SpreadCheat』はPC(Steam)にて2025年第一四半期にリリース予定。ストアページではデモ版が公開されている。