“再リリース”も人気伸び悩むFPS『SPLITGATE: Arena Reloaded』公式、「Steam同接だけで作品は測れない」と表明。実際に遊んで判断してと呼びかける

1047 Gamesは1月7日、2025年末に“再リリース”された『SPLITGATE: Arena Reloaded』についてSteamの同時接続プレイヤー数は“作品の楽しさ”を測るものではないとの声明を発表した。

デベロッパーの1047 Gamesは1月7日、2025年末に“再リリース”された『SPLITGATE: Arena Reloaded』についての声明を公開。Steamの同時接続プレイヤー数は“作品の楽しさ”を測るものではないとのコメントを発表した。

『SPLITGATE: Arena Reloaded(旧:Splitgate 2)』は、2021年に正式リリースされた対戦FPS『Splitgate』の続編だ。対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、基本プレイは無料。

本作ではアリーナスタイルの対人FPSに、一人称視点パズルゲーム『Portal』のポータルシステムを組み込んだゲーム体験が特徴。ポータルの入り口と出口を組み合わせることでステージを自由自在に動き回ることが可能となり、敵の背後を取る攻撃手段としても、追い詰められた際の脱出手段として使うこともできる。

本作は、人気作『Splitgate』の続編として発売前から期待されていた作品で、6月の“初回”リリースの直後には、Steamにて最大2万5000人の同時接続プレイヤー数を記録した(SteamDB)。しかしその後は伸び悩み、最終的に1047 Gamesが、「リリースが早すぎた(we launched too early)」として本作をベータ版に差し戻すことを決定。そしてクラスやアビリティの廃止といった変更を導入したうえで、12月に『SPLITGATE: Arena Reloaded』にタイトルを変えて再び正式リリースされた経緯がある。

そのようにして、各要素を大幅に刷新して再登場した『SPLITGATE: Arena Reloaded』だが、少なくともSteamでは同時接続プレイヤー数の持ち直しに苦戦しているのが実情だ。最大同時接続プレイヤー数のピークは再リリース時の約2300人で、本稿執筆時点では1000人前後を推移している。そうした状況はVGCなど海外メディアにも報じられていた。

そうした中で今回、1047 GamesによりSteamの同時接続プレイヤー数についての声明が投じられた。同スタジオは、Steamの同時接続プレイヤー数はあくまで単一のプラットフォーム上の、特定のタイミングでの数値であると言及。作品の楽しさを測るものではなく、実際にプレイしたときの感触を示しているわけではないと伝えた。今後実装予定のコンテンツも含めて『SPLITGATE: Arena Reloaded』がどのような作品になりつつあるのか、そしてそれを積極的に形作るファンコミュニティの動きも捉えていないとの反論が伝えられている。

本作はSteam以外にもEpic GamesストアやPS5、Xbox Series X|Sといった幅広いプラットフォームで展開されており、これらのプラットフォームで遊んでいるプレイヤー人口は、Steamの同時接続プレイヤー数には含まれていない。実際には先述した同時接続プレイヤー数よりも多くのプレイヤーが再リリース後にプレイしていることだろう。

また『Splitgate 2』として運営されていた期間を含むすべての期間のSteamユーザーレビューでは本稿執筆時点では約2万件中好評率が62%に留まる「賛否両論」ステータス。対して再リリース後のレビューを多く含む最近のレビューにおいては、約1200件中72%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得している。3つのファクション(クラス)の撤廃と、それに伴うアビリティの廃止など、前作『Splitgate』に近づくような調整には好評も寄せられている。

このほか海外掲示板Redditにおける本作のコミュニティには約8万人が登録しており、週間訪問者数も約2万人に達している。つまり、一定数の熱心なプレイヤーたちが存在し、情報交換や交流を楽しんでいることも見受けられるわけだ。このような“背景”にある評価や活力は、Steamの同時接続プレイヤー数だけでは見ることができない、というのが1047 Gamesの主張なのだろう。

なお1047 Gamesは今回の声明において、本作をまだプレイしていないユーザーに向けての呼びかけもおこなっている。本作のゲームプレイがこれまでで最高の出来であるとの自信を覗かせつつ、基本プレイ無料であることを強調。ぜひ自分自身で評価を下してほしいと伝えている。

特にシューター作品ではPCにおけるプレイヤー層も厚く、Steamの同時接続プレイヤー数は同ジャンルのライブサービスゲームにおいて、勢いを示す一定の指標といえる。『SPLITGATE: Arena Reloaded』も少なくともSteam同時接続プレイヤー数を見る限りでは、『Splitgate 2』としてのローンチ当初のような勢いを取り戻せていないといえるだろう。とはいえ熱心なファンコミュニティが形成されており、また再リリースにあたっての調整も一定の評価を受けている点がそうした数値には表れていないことを開発元が強調した格好だ。開発元としては再リリースに手応えを感じているようで、今後のサービス展開にも積極的な姿勢を見せる意図もあるのかもしれない。

本作は今後も継続的なアップデートを予定しており、直近では新武器やマップ追加のほか、バトルロイヤルモードが実装される計画だ。これらの追加要素が、プレイヤーのさらなる呼び戻しに繋がることを期待したい。

SPLITGATE: Arena Reloaded』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中だ。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Satofumi Inoue
Satofumi Inoue

大作洋ゲーから、インディーゲーム、VR系まで幅広く遊ぶ雑食派。いろいろ遊びすぎて一つのタイトルに使える時間が減り気味なのが悩み

記事本文: 27