“ベータに逆戻り”したポータルFPS『Splitgate 2』、いろいろ変えて12月17日に再リリース決定。『SPLITGATE: Arena Reloaded』にタイトルも変えて仕切り直し

1047 Gamesは12月5日、ポータルFPS『Splitgate 2』を12月17日に改めて正式リリースすることを発表。併せて、ゲームタイトルを『SPLITGATE: Arena Reloaded』に改名することを告知した。

デベロッパーの1047 Gamesは12月5日、“再ベータ版”となっていた『Splitgate 2』を12月17日に改めて正式リリースすることを発表。併せて、ゲームタイトルを『SPLITGATE: Arena Reloaded』に改名することを告知した。

『SPLITGATE: Arena Reloaded(旧:Splitgate 2)』は、2021年に正式リリースされた対戦FPS『Splitgate』の続編だ。対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、基本プレイは無料。

本作はアリーナスタイルの対人FPSと、一人称視点パズルゲーム『Portal』のようなシステムを組み合わせた仕組みが特徴で、ステージの各所に、入口と出口がつながったポータルを開けることが可能。敵の背後をとったり、緊急離脱時の退路として使ったり、さまざまな方法で用いることができた。

本作は2025年5月にオープンベータが開始された後、6月に正式に配信開始された。前作ではピーク時の同時接続プレイヤー数が約6万7000人と大きく支持を集めたことから期待され、リリース直後は2万5000人の同時接続プレイヤー数を維持。しかしその後は大きく苦戦を見せ、7月末にはピーク時の同時接続プレイヤー数が約2000人まで低迷していた(関連記事)。

このような結果を受けて1047 Gamesは同月、「リリースが早すぎた(we launched too early)」として『Splitgate 2』をベータ版に戻す旨を発表。コミュニティのフィードバックを受けつつゲームを根幹から作り直し、再出発する方針を公表していた。当初の再リリース時期は2026年初頭とされていたが、やや早めの“再登場”になるかたちだ。

1047 Gamesによると、再出発する『SPLITGATE: Arena Reloaded』は、「特殊能力や余計な要素を排除して、昔ながらのアリーナ戦にフォーカスした」作品になっているという。『Splitgate 2』の新要素であった「アエロス」、「サブラスク」といった3つのファクションは廃止を決定したそうだ。

ゲーム内のリワードシステムは刷新され、ゲームプレイだけで入手可能な武器やキャラクターのスキンが用意される。装飾アイテムについては『Splitgate 2』時代に、一部のアイテムが法外な価格だったことが批判されており、コミュニティの声を反映した調整が行われたと言えそうだ。

また、6種類のアリーナはすべてリワークが行われるほか、新たなステージも5つ追加され、合計マップ数は20種類になる予定。戦闘も調整され「(戦闘中に)どうなっているのか分からない」という状況が少なくなるとのこと。新武器として、LMG3種類と、パワーウェポン「レールガン」が追加され、リーダーボードや、刷新されたランクシステムなども導入される。

なお1047 Gamesは、正式リリースまでに『SPLITGATE: Arena Reloaded』の更なる情報を公開する予定と説明。再リリースについて、懐疑的な人もいるかもしれないと前置きしつつ「作品に誇りを持ち、実際にプレイしてもらう日を心待ちしている」と述べている。新たな出発によって、前作以上の成功を収めることができるのか。今後の展開に注目したい。

SPLITGATE: Arena Reloaded』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で12月17日に配信予定だ。

Satofumi Inoue
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