TPS系アクションMOBA『SMITE 2』1月14日正式リリース、基本プレイ無料化へ。開発スタジオが「全力集中体制」を掲げる注目作が満を持して
Titan Forge Games/Hi-Rez Studiosが展開するアクションMOBA『SMITE 2』。本作について、開発チームは本日、2025年1月14日より基本プレイ無料化すると発表した。
『SMITE 2』は、三人称視点アクションMOBA『SMITE』の続編だ。前作は2014年に正式リリース。翌年からはSteamやコンソール向けにも展開された。前作Steam版はリリースから9年以上経過しているものの、同時接続プレイヤー数は、連日ピーク時でいまだに5000人ほどを記録している(SteamDB)。
『SMITE 2』では、5対5のチーム対戦や、ヒーローシューター的なバトルシステムを受け継ぎつつ、ゲームデザインなどさまざまな点を前作から刷新。またゲームエンジンがUnreal Engine 3から5へと変更され、強化されたグラフィックも特徴となっている。このほかクロスプレイだけではなく各プラットフォームにて進捗が共有できるクロスプログレッションも実装された。
『SMITE 2』は、2024年5月にクローズドアルファテストとして提供開始。価格の異なる3種類の「ファウンダーズエディション」のいずれかを購入することでアクセスが可能となっていた。また同テストは週末などの限定的な期間での開催となっていたが、2024年8月27日にはクローズドアルファが常設化したうえで、早期アクセス配信がおこなわれていた。
そんな本作がついに、1月14日に正式リリースを迎え、ファウンダーズエディションの購入が必要ない基本プレイ無料タイトルとして提供されるかたちだ。ストアページの説明によれば、正式リリースに際してはさらなるゲームモードやコンテンツが実装される予定とのこと。正式リリース後もアップデートが継続されていく見通しで、詳細は公式SNSなどで順次発表されていくそうだ。
なお本作を手がけるHi-Rez Studiosは、2024年10月に、同社の展開する3D対戦格闘ゲーム『Divine Knockout』およびバトルロイヤルゲーム『Realm Royale Reforged』のサービス終了を告知。両タイトルとも、2025年2月18日午前2時にサーバーが停止予定とされた。この決断の理由にあたっては、Hi-Rez Studios社長のStewart Chisam氏より、『SMITE 2』に組織として全力を注ぐために組織再編をおこなうとの説明がなされていた(関連記事)。
そうした判断を経て、今回その『SMITE 2』が正式リリースを迎えるかたち。なお同作には現在UIの扱いづらさを中心として課題点も多く指摘されている。スタジオの全力を注いでの開発が表明されたこともあり、そうした点が正式リリース、およびその後のサービス展開にあたって改善されていくかどうかも注目されるところだろう。
『SMITE 2』は、現在PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sにて常設クローズドアルファとしてアクセス権が購入可能。1月14日からは基本プレイ無料にて配信予定だ。