SIEの新社長兼CEOに、西野秀明氏が就任へ。SIEのプラットフォーム事業をリードしてきた人物
ソニーグループは1月29日、2025年4月1日付の新経営体制について公開した。ソニー・インタラクティブエンタテインメントでも経営陣の役職変更などが実施される予定で、西野秀明氏が新たに社長兼CEOを務めることが明らかになった。
ソニーグループは1月29日、2025年4月1日付の新経営体制について公開した。これまで取締役代表執行役社長COO兼CFOであった十時裕樹氏が、社長兼CEOを務める体制となる。また傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)でも経営陣の役職変更などが実施される予定で、西野秀明氏が新たに社長兼CEOを務めることが明らかになった。
SIEでは2019年4月よりジム・ライアン氏が社長兼CEOを務めてきたが、昨年3月末をもって退職。後任として十時氏が暫定CEOを務めていたが、6月1日付で西野秀明氏およびハーマン・ハルスト氏の2人が、それぞれSIEプラットフォームビジネスグループのCEOとSIEスタジオビジネスグループのCEOを担当する体制になっていた(関連記事)。
一方、今回公開された2025年4月1日付の新経営体制では、西野氏がSIEのゲーム&ネットワークサービス事業を担当し、新たに同社の社長兼CEOを務めることが発表された。西野氏が、ライアン氏の退職以降社長不在だったSIEの新社長となる格好だ。なおハルスト氏については引き続きSIEスタジオビジネスグループのCEOを務め、SIEのゲームスタジオ事業を担当することが明かされている。
西野氏といえば、昨年6月以前にはSIEのプラットフォームエクスペリエンスグループ担当シニアバイスプレジデント(SVP)を務めていた人物。CEOとなってからも、技術、製品、サービス、プラットフォームエクスペリエンスの領域をリードしてきた。新たな社長となった西野氏が率いるSIEが、どのような展開を続けていくのかも注目される。