SIE発アーケードコントローラー「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」正式発表。超低遅延PlayStation Link採用でいつでもどこでもバトル可能
SIEは7月29日、「Project Defiant」として発表していた格闘ゲーム用コントローラーを「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」として正式発表。「EVO 2025」にて初めて一般向けに展示されるとのことだ。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7月29日、「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」を発表した。本製品は以前には「Project Defiant」として発表されていたものである。2026年に発売予定とされている。
「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」はSIEが初めて手がけるワイヤレスの格闘ゲーム用コントローラーだ。コントローラー左部分にはスティックが搭載されており、いわゆるレバータイプのアーケードコントローラーにあたる。PCおよびPS5に対応し、「PlayStation Link」を使用したワイヤレス接続が特徴となっている。PlayStation LinkはSIE独自の超低遅延ワイヤレス技術と謳われており、1フレーム(1/60秒)を争うような格闘ゲームのプレイ時でも、問題なくプレイすることができそうだ。なお本製品はUSB Type-Cによる有線接続での使用も可能だ。

搭載される主な機能としては、操作設定のカスタマイズが挙げられる。左スティックは十字キー、左スティック、右スティックモードをトグルスイッチで簡単に変更できる。一方でレイアウトのロック機能も付属。試合中に誤入力する危険性が減らせるだろう。
加えてスティック部分については、底面に用意された機構を利用することにより、ガイドの形状を四角/八角/円にいつでも変更可能。天板を開いたり、ガイドを入れ替えるためのツールを準備したりする必要がない。お手軽にガイドの形状を変更できるわけだ。

そのほかボタン部分には傾斜が設けられていたり、底面には全面に滑り止め加工が施されており、デスク上でも膝置きでも滑りにくくなっている。また先述のPlayStation Linkに対応していることもあり、別売りのPlayStation Linkオーディオ機器、つまりPULSE Elite ワイヤレスヘッドセットとの接続が可能になっている。
なお現地時間8月1日から8月3日までアメリカ・ラスベガスで開催予定の「EVO 2025」では、本製品が初めて一般向けに展示されるという。本体や付属のスリングキャリーケースが実際にお披露目されるとのことで、続報やインプレッションなどにも注目が寄せられるところだ。
「FlexStrike ワイヤレスファイトスティック」はSIEより2026年に発売予定だ。