オープンワールド戦国サバイバル『Sengoku Dynasty』Steam向けに正式リリース。金棒持ちのサムライや派閥同士の領土争い、そして結婚・育児など新たな要素盛りだくさん
パブリッシャーのToplitz Productionsは11月8日、Superkamiが手がける『Sengoku Dynasty』を正式リリースした。同作はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。PS5/Xbox Series X|S向けには2025年に配信予定で、GOG.comにも配信される見込みだ。ゲーム内は日本語音声と日本語表示に対応している。正式リリースでは「大名システム」や女性プレイアブルキャラクターの実装、敵や狩猟時の新武器追加やAIの改善、家族クエストや建築要素の拡充がおこなわれている。
『Sengoku Dynasty』は、戦国時代の日本を舞台にしたオープンワールド・サバイバルゲームだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応している。プレイヤーは戦から逃れてきた難民となり、侍のいない「平民の持ちたる国」で新たな集落を築いていく。
まず正式リリースにおいては「大名システム」が実装されている。大名システムはナタ渓谷をいくつかの地域にわけ、派閥同士が土地や資源を巡って争う領土システムだ。各派閥にはリーダーが存在。大規模な拠点を設営し、鉱石や木材などの資源を防衛している。プレイヤーは敵対地域に侵入し、領土を広げ、資源を奪取して特別建造物を建設することを目的とする。解放された地域では希少な資源なほかに、独自のレシピや技術を見つけることもできるようだ。なお「大名システム」には、広範なバランス調整も含まれているため、新規セーブデータでのプレイが推奨されている。
つぎに新たに女性プレイアブルキャラクターが選択可能となっている。女性キャラクターは男性キャラクター同様に顔のタイプ、ヘアスタイル、目の色、肌の色など、さまざまな個性を体現することができる。また敵キャラクターにも変更が加えられている。敵のサムライたちは重装甲に新武器「長刀」や「金棒」を携えて登場。戦闘AIシステムの改良により、敵はグループにおける行動が改善され、より戦略的なゲームプレイが実装されているようだ。なお、なかには「伝統的な日本の武器」を携えた敵も登場するようだ。
狩猟システムも改善され、弓で狙う際の操作が簡略化されたほか、新種の矢が実装。動物AIや体力バーも改善したため、全体的な遊びやすさが向上したかたちだ。
さらに正式リリースでは、新たな「家族クエストライン」が実装。プレイヤーは新たに村人のなかから異性の恋愛対象を選ぶことが可能。ロマンティックな会話を楽しみながら、結婚への道を歩むこととなる。結婚後に誕生する子供たちにもクエストが存在。育児用品を提供するクエストや、寺院で教育させるクエストなど、子供たちの成長を楽しむことができるようだ。これらの人生の節目は風情あるカットシーンと共に描かれる。公式発表によると、現在は寺院卒業直前で終わる子供に関するクエストだが、将来的には家系と家督を継ぐようなクエストも実装する見込みだという。
正式リリース版では、建造物などのバリエーションも増えているようだ。設計図からアンロックされ、さまざまな建物や壁、寺院の別邸なども建築可能となる。村に点在する建造物が大幅にアップグレードできるかたちだ。またNPCである村人たちは挨拶や別れの言葉をかけるなど、個性豊かな村人たちの触れ合いを楽しむことができるようだ。ほかにも一人称視点の戦闘、新しい視覚効果や新アイテムなど、複数のバグ修正を含む。詳しくは公式パッチノートを確認されたい。
本作は2023年8月よりSteamにて早期アクセス配信されてきたタイトルで、これまで数々の大型アップデートが実施されてきた。ユーザーのフィードバックを受けながら、正式なリリースに漕ぎつけたかたちだ。
『Sengoku Dynasty』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。PS5/Xbox Series X|S向けへは2025年に配信予定だ。また時期は不明ながらGOG.com向けにも配信される見込み。ゲーム内の音声と表示は日本語に対応している。