大人気工場建設シム『Satisfactory』、サマーセール後に定価値上げへ。年内予定の正式リリースに先がけて

 

デベロッパーのCoffee Stain Studiosは7月1日、『Satisfactory』を現在実施されているセール終了後に値上げすることを発表した。2024年内に予定されている正式リリースに先駆けた価格改定だという。なお本作はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。

『Satisfactory』は未知の惑星を舞台にした工場建設ゲームだ。2019年3月にEpic Gamesストアにて早期アクセス配信開始され、Steam向けにも2020年6月より早期アクセス配信中。本作でプレイヤーはFICSIT社の従業員となり、ソロあるいは協力プレイにてオープンワールド世界を探索。資源を入手して独自の工場を建設し、自動化させたり効率性を高めたりして拡大・発展させていく。昨年11月に配信されたUpdate 8では、ゲームエンジンがUnreal Engine 5に刷新されるなど、さまざまな変更が実施された。


本作は2024年内に正式リリースが予定されている(関連記事)。そして正式リリースに向けては値上げが実施予定であることがかねてより告知されていた。今回公開された動画ではコミュニティマネージャーのSnutt Treptow氏により、値上げについて、現在実施されているセールの終了後におこなわれることが明かされた。インフレの影響や、早期アクセス配信開始後からさまざまな改善がおこなわれてきたことを考慮しての値上げだという。価格については、現在の29.99ドルから39.99ドル(約6435円)へと変更される予定。とはいえ現在の定価などから察するに、日本円での定価はややお安めのレート換算となりそうだ。

Steamではいま、本作がSteamサマーセールの対象となっており、7月12日午前2時まで現在の定価3180円の50%オフとなる1590円で販売中(いずれも税込)。またHumble Bundleでは、7月5日午前2時まで現在の定価29.99ドルの50%オフとなる14.99ドル(約2400円)で販売されている。こうしたセールが終了した際に値上げが実施される見込みのようだ。

なおSnutt氏によると、当初は正式リリースにあわせて価格変更が実施予定だったとのこと。しかしSteamおよびEpic Gamesストアの価格変更に関する規定に則って、リリースに先がけて値上げがおこなわれることになったそうだ。SteamEpic Gamesストアではリリース後30日間は価格を変更できない規定が設けられており、これに準ずるためだろう。


Snutt氏は値上げ前かつセール中の今のうちに購入しておいてほしいとおすすめしている。Steamでの1590円というセール価格は、3月から4月にかけておこなわれたセールと同額でこれまでの最安値と同率となっている(SteamDB)。興味のある人は今のうちに購入しておくといいだろう。

ちなみにSnutt氏いわく、正式リリースの予定時期は現時点では明かせないそうだが、近日中に新情報が案内されることも示唆されている。正式リリースではストーリー要素などさまざまな変更が盛り込まれる見込みとなっており、続報も注目されるところだろう。

『Satisfactory』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中