巨大機械闊歩砂漠PvPvE脱出シューター『SAND』のプレイテストが大盛況。とにかくスケールがでかい

『SAND』最大の特徴は、なんといっても巨大な歩行機械「Trampler」だ。プレイヤーはこのTramplerに乗り込み、地雷が埋まる広大な砂漠を移動していく。ほかのTramplerとかち合った際には、備え付けられた砲台で応戦する場面も。

パブリッシャーのtinyBuildは2月18日、新作ゲーム『SAND』のプレイテストを開始した。2023年6月に最初のお披露目が行われ(関連記事)、昨年12月には今回のプレイテストの開催が告知されていた中、今回ついに遊べるようになった。さっそく人が集まり、盛り上がりを見せているようだ。

本作は『Escape From Tarkov』などに代表される“脱出シューター”の作品だ。開発はウクライナのゲームスタジオであるHologryph。広大な砂漠を舞台に、敵プレイヤーおよびNPCとの戦闘を乗り越え、惑星の資源を争奪していく。開発発表の時点では、ゲームの核となるプレイの流れについてはまだ様々な検討がなされている段階だったが、脱出シューターの路線へと舵を切ったようだ。

『SAND』最大の特徴は、なんといっても巨大な歩行機械「Trampler」だ。プレイヤーはこのTramplerに乗り込み、地雷が埋まる広大な砂漠を移動していく。ほかのTramplerとかち合った際には、備え付けられた砲台で応戦する場面も。銃を用いた生身での戦闘や探索、Trampler同士の激しい衝突、とさまざまなアクションが楽しめるシューティングゲームとなっている。

公開されている映像では「Trampler」をカスタマイズできる機能の存在が確認でき、素材を消費してお気に入りのメカを作ることが可能。クラフトやハウジングの要素が好きなプレイヤーにも刺さる作品となりえるはずだ。また、本作は『Sea of Thieves』から影響を受けていると明言されており、配信サイトTwitchでは早速フレンドと一緒にTramplerに乗り込む配信者たちの姿が見られる。

発売日などが未定の状態でのプレイテストにも関わらず、本プレイテストは現在大盛況。統計サイトSteamDBによると、開始から約8時間で同時接続数4000人を記録している。マップや巨大機械など含めて、スケールの大きさがインフルエンサーなどの注目を集めているようだ。

一方で、脱出シューターのゲームは苦境に立たされることも多い。そもそもマルチプレイゲームが多く、ユーザー確保が困難。さらに、tinybuildは先週2月14日、同社がパブリッシングしDoghowl Gamesが開発する『Level Zero: Extraction』のアップデート打ち切りを発表したばかりだ(関連記事)。『Level Zero: Extraction』は非対称対戦型の脱出シューターであり、『SAND』についても安定したサポートが継続されるのかという不安がよぎる。すべてはユーザー人気次第。脱出シューターに新たな魅力を切り開く『SAND』の、今後の開発や正式リリースに期待したい。

『SAND』プレイテストはPC(Steam)向けに絶賛開催中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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