スクウェア・エニックスは10月24日、RPG『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』をNintendo Switch/PS5/PS4向けにリリース。PC(Steam)版は10月25日に配信開始された。本作はリリース間もなく高い評価が寄せられている。
本作は、1993年に発売された『ロマンシング サ・ガ2』のフルリメイク版だ。古の英雄「七英雄」とバレンヌ帝国歴代皇帝たちとの戦いが描かれる作品で、“閃き”や“陣形”など『サガ』シリーズ独自のシステムが特徴。リメイクにあたっては、オリジナル版のドット絵ビジュアルをもとにフル3D化され、イベントシーンはフルボイス対応に。さらに連携技やタイムライン制のバトルといった新要素も導入されている。
本作は10月24日にコンソール向けにリリースされ、1日遅れてSteam向けにもリリースされた。SteamDBによれば、リリース後にはさっそくプレイヤーが押し寄せ、ピーク時には1万6429人を記録。盛り上がりを見せている。
また評価も高く、PlayStationストアでは、本稿執筆時点で約2100件の評価が寄せられており、星5点満点中4.69を記録。Steamユーザーレビューにおいても約570件中95%の好評率で「圧倒的に好評」ステータスを記録。「圧倒的に好評」はレビューが500件以上、好評率95%を記録する必要があるため、本作は人気と評価の双方で高い基準を達成しているといえる。
評価としては、リメイク版となるにあたって3D化されたことでフィールドの遊び方が拡張されたことが好評に繋がっている。具体的にはダンジョンの高低差を活かし、ジャンプや落下などでたどり着ける場所が追加された。また敵が物陰からの不意打ちをしてくるなど、出現バリエーションも豊かに。キャラクターが3Dモデルとなることで、カットシーンにおける没入感が増したとする声もある。
また、リメイクされつつもオリジナル版『ロマサガ2』における閃きや見切り、陣形のシステムは継承されている。そうしたシステムや七英雄を中心としたストーリーなど、オリジナル版の要素がしっかりと引き継がれているところがオリジナル版をプレイしたユーザーからも評価されているようだ。
さらにファストトラベルや、仲間キャラを入れ替えやすくなった点、攻撃や防御を優先したオート装備の存在など、便利な要素がさまざま追加されたことも評価に寄与するところが大きいだろう。新規層とオリジナル版のファン双方が楽しみやすいことから「理想的なリメイク」といった評価も集まっており、絶好調な滑り出しといえそうだ。
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、Nintendo Switch/PS5/PS4/PC(Steam)向けに販売中だ。
【UPDATE 2024/11/1 18:04】
内容を一部加筆