高評価ローグライトACT『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』サプライズ正式リリース。『Dead Cells』開発スタジオの作品、大型アプデでラスボスなど実装されついに完成
Ubisoftは8月21日、ローグライトアクションゲーム『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』を正式リリースした。

Ubisoftは8月21日、Evil Empireが手がけたローグライトアクションゲーム『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。
また正式リリースにあわせて、本作のPC(Epic Gamesストア/Microsoft Store/Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S版も配信開始。Xbox/PC Game PassおよびUbisoft+向けにも提供されている。

『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』は、『プリンス オブ ペルシャ』シリーズの世界観をもとにしたローグライト2Dアクションゲームだ。シャーマン魔術の闇に堕ちたフン族軍による侵略を受けて、王家の一員である主人公のプリンスが立ち向かう。敵と戦いながら多種多様な環境のステージを突破していく中では、罠を避けたり壁を走ったりといった、同シリーズらしいアクロバティックなアクションも駆使することになる。
主人公のメイン武器には、剣や槍、斧などさまざまなタイプの近接武器が用意され、道中で新たなものを入手して持ち替えることが可能。それぞれの武器には通常攻撃に加え、特定の条件下で発動できるスペシャルアタックが存在する。また、サブ武器として弓矢やチャクラムなどを同時装備することもでき、ゲージ制にて使用可能だ。


道中ではメダリオンと呼ばれるアイテムを入手できる。これは、さまざまなバフ効果をもたらす強化アイテムで、攻撃力をアップさせるものから、体力回復やお金獲得につながるもの、あるいは特定のアクションによって敵に状態異常を与えるものまで効果は多種多様。たとえば、状態異常の効果を高めるなどシナジーを持つ組み合わせも存在する。なお、メダリオンは空きスロットに割り当てて装備するため、取捨選択が求められる。
道中にて死ぬと拠点のオアシスからやり直しとなる。ゲームを進める中では、王家の家族などを救出し拠点に連れ帰る機会があり、それによって物語が進行するほか、武器やメダリオンのアンロック、および恒久的なアップグレード要素などにかかわる拠点の施設が開放されていく仕組みだ。
本作は、PC(Steam)向けに2024年5月に早期アクセス配信が開始。『Dead Cells』の開発に携わったEvil Empireが手がけるということもあって注目を集め、Steamのユーザーレビューにて本稿執筆時点で約1300件のうち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、高く評価されている。その後さらに開発が進められ、コンテンツの拡充や仕様の調整などを経て、今回ついに正式リリースを迎えた格好だ。事前の発表はなくサプライズ配信となった。
正式リリースにあわせて実施された大型アップデートでは、2種類のステージが追加され、ラスボスであるノガイ将軍がついに登場。侵攻を受けた王宮の玉座の間にて対峙することになる。また物語も結末を迎えるが、新規ステージを含めいくつかのエリアを探索することで、トゥルーエンディングを見ることができるそうだ。
本作が完成したことを受けて、今後はバグ修正などを目的としたパッチ配信のみがおこなわれる見込み。ただ、本作がさらに大きな人気を得るなどすれば、何かコンテンツを追加する可能性もあるとのこと。その一方で、開発元Evil Empireはすでに次なる新作に取り組んでおり、近い将来発表するとしている。
『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store/Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。Xbox/PC Game PassおよびUbisoft+向けにも提供されている。また、2025年内にはNintendo Switch 2/Nintendo Switch版もリリース予定となっている。