派手インフレ魔法ローグライク『マジッククラフト』正式リリースや否やプレイヤー約1万7000人突破。コンテンツ増量で人気羽ばたく

bilibiliは11月2日、『マジッククラフト(Magicraft)』を正式リリースした。見下ろし視点で描かれるローグライクアクションゲームだ。

パブリッシャーのbilibiliおよびデベロッパーのWave Gameは11月2日、『マジッククラフト(Magicraft)』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語インターフェイスに対応している。新種の敵や呪文を多数追加する正式リリースを受けて、本作は最大同時接続数のピークを更新。大きな賑わいを見せているようだ。

『マジッククラフト』は、見下ろし視点で描かれるローグライクアクションゲームだ。プレイヤーは魔法の杖に選ばれた勇者となり、敵を倒しながら世界を救っていくことを目的とする。本作の特徴となるのは、杖や魔法の組み合わせによる魔法構築システムだ。魔法は呪文以外にも、敵に対してステータス異常を付与させたり、回復や防御効果を発動させたりとさまざまな効果が存在。プレイヤーのプレイスタイルや杖と呪文の組み合わせ次第で、独自の魔法をくみ上げていくのが本作の醍醐味となっている。


正式リリース版では、全5チャプター、100種類のスペル(呪文)、100種類の杖、9種類の装備セット、80種類のレリック、35種類のポーション、60種類の呪い、234種類のモンスターが実装。なかでもチャプター4「Abyss Antiquity」においてはスライム状の敵が多数出現。飛行しながら魔法を吸収したり、虚空に逃げ込み攻撃を避けたりといったトリッキーな動きをする厄介な敵が出現するようだ。チャプター4のボスであるDeep Sea Masterは、タコやイカと似た軟体動物を模したかたちの巨大生命体だ。プレイヤーは水攻撃を巧みに避けながら、ボスの討伐を試みることとなる。

チャプター5「Ancient Throne」においては、いわゆる「ボスラッシュ」と呼べるボスとの連続戦闘を目的としたステージが出現。古代の神々たちを相手に、次から次へと迫り来るボスたちを相手にしていくこととなる。


さらに本作の正式リリース版では、ユニーク魔法が多数追加。既存のEnchanting Coin以外にも、魔法を繋げるConnect Spellsや、チャージ用のスロットを増やすBoundary Stone Spellなどが実装されている。プレイヤーの呪文の幅や戦略の幅を大きく広げてくれることだろう。またキャラクターの見た目や攻撃エフェクトを変更するレリックも多数追加されているようだ。

プレイヤーが使用できる装備一式がセットとして利用できる「セット装備」にも新たに複数種が実装。全方向に剣を投げて一斉に回収することで敵を一網打尽にするBi’an Setや、毒のスタック上限を倍加させてじわじわと敵を倒すReaper Setなどが実装されている。プレイヤーのプレイスタイルに合わせて、これらの装備で攻略を試みるのもいいだろう。


正式リリース版では、さらにプレイヤーのプレイを手助けするNPCも複数実装。Magic Crystal、Ancient Blood、Chaotic Coreなどのアイテムをそれぞれ物々交換してくれる、ありがたいNPCや、アップグレードのためのShortcut Room、呪文やアップグレードを次週に持ち越すためのSpell LockなどがNPCを通して実装されている。ほかにもステージの背景などの変更やUI変更など、プレイヤーの遊びやすさ向上を目的とした内容も含まれているので、気になる人は公式パッチノート(英語)を確認されたい。

『マジッククラフト』は2023年11月2日にSteamにて早期アクセス配信を開始。リリース直後から人気を博しており、度重なるアップデートもあり、高い評価を得てきた作品だ。本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューは6725件中89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。統計サイトSteamDBにおいては、本稿執筆時点で最大同時接続プレイヤー人口が1万7000人を超えており、本作は過去最大の賑わいを見せているようだ。


『マジッククラフト(Magicraft)』はPC(Steam)向けに配信中。11月6日まで定価の20%オフとなる税込1440円で販売されている。自由度の高い魔法バトルを楽しみたいひとは、ぜひ本作を手に取ってみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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