新作『リズム天国 ミラクルスターズ』発表に、有名人喜びまくる。でもつんく♂氏が一番嬉しそう

任天堂は3月27日、「Nintendo Direct 2025.3.27」内で『リズム天国 ミラクルスターズ』を2026年にリリースすると発表した。本作の突然の発表には、一般ユーザーだけではなく、ゲーム業界の関係者も驚きや喜びを隠せないようだ。

『リズム天国 ミラクルスターズ』は、『リズム天国』シリーズの最新作だ。シリーズ1作目はゲームボーイアドバンス向けにリリースされ、以後ニンテンドーDSやWii、ニンテンドー3DS向けにシリーズ作品が登場していた。前作『リズム天国 ザ・ベスト+』は2015年6月のリリースとなっており、2026年登場の『リズム天国 ミラクルスターズ』は約11年ぶりの新作となる。

新作となっても『リズム天国』らしさは健在の模様。『リズム天国』シリーズ作品の企画・プロデュースから楽曲提供もおこなっている音楽家のつんく♂氏は、本作でも楽曲を手がける。また公開されたトレイラーでは、ゲームにて二足歩行の白い生物がわっかをくぐったり、動物のマトリョーシカ風の物体が畳の上を跳ねたりと、どこかシュールな世界観が展開されている様子がうかがえる。本作でも、ヘンテコなリズムゲームをさまざまこなしていくのだろう。

そんな本作は、10年以上の期間を経てついに登場した『リズム天国』シリーズ最新作ということもあり、多くの驚きと、喜びを持って迎えられている。そしてこの発表には、ゲーム業界の関係者からも反応が寄せられている。

たとえば『ニーア』シリーズなどで知られるゲームクリエイターのヨコオタロウ氏は、『リズム天国 ミラクルスターズ』の発表を、「今年2番目に良いニュース」と引用しつつXにポスト。ヨコオ氏も『リズム天国』新作を待ちわびていたとみられる。なおヨコオ氏によると、今年1番目に良いニュースは、同じく「Nintendo Direct 2025.3.27」で本作の前に発表された『グラディウス オリジン コレクション』に、パッケージ版が登場することだという。同氏にとって思い入れのある2作品が間髪入れずに発表される番組となったようだ。

また『ヴァルキリープロファイル』シリーズや『スターオーシャン』シリーズにプログラマーやディレクターとして関わり、ゲーム制作会社ジェムドロップの代表も務める北尾雄一郎氏も『リズム天国 ミラクルスターズ』の発表に対し、喜びをあらわにする反応を示した。またクラシックゲームの各種復刻や移植を多く手がけている有限会社エムツーの代表、堀井直樹氏も、「リズム天国の完全新作とかマジですか？」と予想だにしなかった発表に驚きの様子を見せている。

海外ユーザーの反応も数多く寄せられており、なかには海外Discord公式が、Nintendo of Americaの発表に対し歓声をあげる場面も見られた。そのほかゲーム業界に限らず、多くの有名人も反応を見せている。それほどまでに、多くのユーザーが待ち望んでいたタイトルということなのだろう。

そうした中で、つんく♂氏もひと際嬉しそうなコメントを寄せている。同氏は以前より『リズム天国』シリーズの新作開発に意欲を示しており、Nintendo Switch版に欲しい機能をユーザーに向けて訊いたりするなど、同シリーズへの愛と熱をたびたび示していた（関連記事）。数年の間にたくさんの曲を温めてきており、「愛情たっぷりに仕上がりそう」とのことで、何よりも『リズム天国』愛を表現してきたつんく♂氏の、渾身の一作となりそうだ。

『リズム天国 ミラクルスターズ』はNintendo Switch向けに2026年リリース予定だ。