イカダ漂流サバイバル『Raft』PS5/Xbox Series X|S版、ついに配信開始。大海原を漂流する高評価サバイバルクラフトがコンソールでも楽しめる
パブリッシャーのAxolot GamesとデベロッパーのRedbeet Interactiveは12月4日、『Raft』のPS5/Xbox Series X|S版をリリースした。コンソール版自体は2022年に発表されていたが、続報がしばらく途絶えていたところをいきなりのリリースとなった。
『Raft』は、イカダで海を漂流する一人称視点のサバイバルゲームだ。主人公は流れてくる漂流物を回収して、得られた素材から釣り道具や浄水器などをクラフトしていく。イカダは拡張することが可能で、帆を立てて錨を備えたり、農園付きの海上要塞を築いたりすることも可能。漂流生活に役立つ道具や施設をクラフトして、食料を狙うカモメやイカダを壊すサメといった生き物と戦う。主人公が旅するなかで、難破船や海底遺跡などのロケーションが登場する。
本作は、2016年にitch.ioで無料公開されたプロトタイプがもとになっている。スウェーデンにあるウプサラ大学の学生3人が学業の合間を縫って始動したプロジェクトながら、公開半年で500万ダウンロードを達成。その後2018年からSteamで早期アクセスが始まった(関連記事)。Steamでの早期アクセス配信後は、ストーリーの改修や新たなアイテムや敵の追加などといった度重なるアップデートを経て、2022年に正式リリースを果たした(関連記事)。
なおSteamユーザーレビューにおける本作の評価は、約28万件のレビューのうち、93%が好評とする「非常に好評」ステータス。イカダの上でサバイバルをするという独特のゲームプレイや自由度の高いクラフトなどが主に好評を博した。訪れる各島で展開される、終末世界にまつわるストーリーも高い評価を受けている。そんな本作のコンソールへの展開は、2022年に移植作業中であることがアナウンスされていたものの、その後音沙汰がない状態であった。それが今回、ついにリリースとなったかたちだ。
『Raft』は、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに販売中。PS5版の価格は3960円で、Xbox Series X|S版の価格は3950円。PC(Steam)版はセールが実施されており、記事執筆時点では33%オフの1326円となっている。