サービス終了から蘇ったバトロワシューター『SUPER PEOPLE』、ふたたび「基本プレイ無料」に戻すと発表。チート対策にも自信見せる

Wonder Peopleは10月10日、『SUPER PEOPLE』を10月16日から基本プレイ無料で運営することを発表した。

デベロッパーのWonder Peopleは10月10日、『SUPER PEOPLE』を10月16日から基本プレイ無料で運営することを発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示および日本語音声をサポートしている。

『SUPER PEOPLE』はバトルロイヤルシューティングゲームだ。プレイヤーは複数のクラスから1体を選び、徐々に狭まるマップの中で最後まで生き残ることを目指す。敵の撃破や戦利品の入手などによってマッチ中にキャラクターが成長するレベリング要素が特徴。スキルやアルティメットを開放すれば巧みな攻撃を仕掛けることも可能になる。

本作は2022年10月に早期アクセスで配信開始。リリース直後にはSteamにて約4万7000人の最大同時接続者数を記録するなど盛況を博していた。その後、同年12月には『SUPER PEOPLE 2』へと名称を変更し、大型アップデートで生まれ変わりを宣言。しかしプレイヤー人口の減少が続き、正式リリースに至ることなく2023年8月21日にサービス終了となった(関連記事)。

しかし本作は今年5月に突如サービスの再開を発表。ユーザーコミュニティからの復活を望む声を受けて、開発体制の見直しのもと復活の決断をおこなったそうだ。再開にあたっては、チート対策の強化やゲームバランスの改善を掲げ、基本プレイ無料の形態を撤廃。既存プレイヤーのみ無料となり、新規プレイヤーには同額相当のゲーム内通貨が配布されるというかたちで税込1700円で購入可能に。タイトルは『SUPER PEOPLE』へと戻し、9月19日に再度早期アクセスで配信開始された。

そしてこのたび『SUPER PEOPLE』開発元は、本作を10月16日からふたたび基本プレイ無料へと移行すると発表した。Wonder Peopleによれば、チート対策やコンテンツ実装などを経て、次のステップへと踏み出す用意ができたとのこと。なお、これまで有料で本作を購入したプレイヤーに対しては、購入時に付与されるゲーム内通貨が140%分に加え、無料化を記念した限定報酬が受け取れるそうだ。購入時期に応じて複数回の配布スケジュールが設定されているため、詳細はSteamニュースを確認されたい。

サービス再開に伴う有料化はアカウントの量産をできないようにするというチート対策の意味合いも強かったなかで、今回基本プレイ無料へと戻すことを決定。不正をおこなうプレイヤーをリアルタイムで検出してBANするシステムを導入するなど、強固な対策の構築に力を入れてきたという。2025年内に正式リリースをおこなう姿勢を示しており、仕切り直しと有料化を挟んだやや珍しい経緯からの基本プレイ無料化によって、今後プレイヤー人口や作品の評価がどのように変化するのか注目したい。

『SUPER PEOPLE』はPC(Steam)向けに販売中。10月16日からは基本プレイ無料で配信される。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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