ハクスラARPG『Path of Exile 2』明日の新アプデで100種類以上のユニークアイテムがどどんと強化へ。エンドゲームの報酬増加、難易度緩和など盛りだくさんの0.1.1パッチノート公開

Grinding Gear Gamesは1月16日、『Path of Exile 2』の大型パッチ0.1.1のパッチノートを発表した。0.1.1パッチは、1月17日配信予定。

Grinding Gear Gamesは1月16日、『Path of Exile 2』の大型パッチ0.1.1のパッチノートを発表した。0.1.1パッチは、1月17日配信予定。パッチノートでは、エンドゲームの改善やユニークアイテムの強化、敵の挙動の調整などが紹介。本作のディレクターを務めるJonathan Rogers氏によって事前に発表されていた調整も含め、多岐にわたる調整項目が確認可能だ。

『Path of Exile 2』は、人気ハクスラARPG『Path of Exile』の続編だ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。最大6人での協力プレイに対応する。本作はDLC購入者向けに12月7日に早期アクセスとして配信開始。正式リリース時には基本プレイ無料となる予定だ。Steamでは最大同時接続者数57万人超を記録するなど、前作を上回る人気を見せている。


0.1.1パッチで、目玉のひとつとなるのは、エンドゲームの改善だ。エンドゲームにあたるアトラスマップにおいて、より多くの報酬を得られるようになっている。具体的には、チェストの量が増えたり、ストロングボックスやエッセンスの出現確率がアップしたりと、直接的にアイテムを入手できるチャンスが増えたかたちである。さらに、マジックモンスターおよびレアモンスターの出現数も増加。特にレアモンスターはレアリティの高い装備をドロップする確率が高いため、これらのモンスターの増加は実質的に報酬の強化につながるだろう。

さらに、エンドゲームのマップノードのうち、タワーのバリエーションが増加。これまでの塔のほか、高山の尾根、沈む尖塔、断崖、台地の4種類が追加される。さらに、ピナクルボスの1体である「灰の裁定者」戦で、最大6回までリスポーンが可能になった。これまで一度のデスで攻略失敗となっていたので、難易度が緩和されたかたちである。なお、灰の裁定者以外のピナクルボスのリスポーン回数に関しては、今後のアップデートで追加される予定となっているそうだ。そのほか、アトラスマップ全体を見渡せるワールドマップ画面でズームアウトできる範囲が拡大するなど、細かな部分にも調整が施されるようだ。

さらに、ゲーム内に登場するユニークアイテムの強化がおこなわれている。パッチノートの項目数を見ると、100以上のユニークアイテムに付与されているモッドの数値が変更されている。ユニークアイテムを使用するビルドを組んでいる人は、パッチノートページで検索してみるといいだろう。なお、アイテムによってはすでに所持している装備の数値を「神のオーブ」を使用することで、調整後の数値に書き換えることができるそうだ。とはいえ、神のオーブはゲーム内取引の通貨として使われるアイテムとしてはもっとも価値がある物とされているので、神のオーブを使うべきか、それとも同じユニークアイテムを改めて手に入れるべきか、慎重に考えた方がいいだろう。

そして、難易度が高いとされている本作の敵の挙動も調整されている。敵の攻撃の威力や範囲が縮小化されていたり、遠距離攻撃の距離が減少していたり使用する頻度が低くなっていたり、厄介な敵の挙動が緩和されたようだ。また、敵の攻撃エフェクトと攻撃範囲をなるべく一致させるなど、視覚的にわかりやすくなるようにも調整されている。

バトル面に関しては敵の挙動以外も調整がおこなわれている。先の調整によって強化されていたドッジロールは、これまでよりも多くの種類の敵を押し出すことが可能になった。スケルトンよりも小さい、ほとんどのモンスターが押し出せるようになるそうで、敵に囲まれて何もできずに死亡してしまうことが少なくなりそうだ。さらに、防御向けのステータスのひとつであるアーマーの効果が約15%増加。ドッジロールの調整とあわせて、近接ビルドの生存力が向上しそうだ。

そのほか、ルーンをはじめとした装備ソケットに使用するアイテムを、別のソケットアイテムで上書きが可能に。この変更のおかげで、ルーンを使用した属性耐性の調整がしやすくなりそうだ。また、ワールドマップのロード時間改善やフィールド上での見づらさが軽減されるほか、コンソール向けにはアイテムフィルターが使用できるようになるなど、遊びやすさも向上している模様だ。

また、細かい不具合の数々も修正されている。その一方で、0.1.1パッチ紹介の動画で紹介されていた、Act1に登場するウーナが演奏をしないという不具合は今回のパッチでは修正されないようだ。パッチノートによると修正に手間取っているそうで、Grinding Gear Gamesとしてもここまで手間がかかっていることは予想外であるとのこと。また、0.1.1パッチでは未実装ではあるものの、アトラスマップに挑むために必要なウェイストーン専用のスタッシュタブが今後実装予定であるそうだ。そのほかの詳細については、パッチノート(英文)を確認されたい。

Path of Exile 2』はPC(Steam/Epic Gamesストア/公式ストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに早期アクセス配信中だ。 早期アクセス期間中のプレイにはいずれかのDLCの購入が必要。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

記事本文: 385