「8番ライク」残業ホラー『Overtime Anomaly』3月29日配信へ。6日間ぶっ続けの深夜労働、忙しいのに異変も起こる
BiteMe Gamesは3月24日、『Overtime Anomaly』を3月28日に配信すると発表した。『8番出口』からの影響がうかがえる、一人称視点のホラーゲームだ。

デベロッパーのBiteMe Gamesは3月24日、『Overtime Anomaly』を3月28日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。また日本での配信は時差の関係で3月29日になるようだ。
『Overtime Anomaly』は一人称視点のホラーゲームだ。主人公は残業中のオフィスワーカーである。上司が長期休暇をとったため、一週間ひとりきりで夜更けまで働くことになってしまっている。しかしひとけのない深夜のオフィスでは、奇妙な現象が発生していた。プレイヤーは日々の業務をこなしつつ、異変を探してセキュリティに報告。一週間のワンオペを無事にこなし、上司に昇進を訴えることを目指す。
ゲームプレイでは、To Doリストとして与えられるタスクを完了していくことになる。サーバーのメンテナンスをしたり、プリンターのインクを取り替えたりと、多岐に渡る業務が用意されている様子。やるべきことをすべて済ませれば退勤し、一日を終えることができるのだろう。そうして日々仕事をこなし、一週間の残業を乗り切ることになると思われる。
一方、プレイヤーのいるオフィスではときおり異変が発生する。上司からの指示によると、オフィスで奇妙な現象を発見した場合は、すぐさまセキュリティに報告することになっている。プレイヤーは業務をこなすかたわらで、異変探しもおこなうことになるようだ。異変は、いつものオフィスにはないものが置かれているといった軽めのものから、正体不明の存在がオフィスをうろつくといったものまで、さまざま存在。全部で25種類以上の異変が用意されているとのことだ。
そんな本作はマルチエンディングの作品になるという。遭遇した異変の種類や、あるいは報告の漏れなどによって、異なる結末を迎えるのだろう。また本作ストアページの説明では「この1週間を生き延び、上司が約束した昇進をついに手に入れることができるでしょうか?」という文言が存在。異変に暴力的なものが存在しているかどうかは不明だが、場合によっては命の危険に見舞われることがあるのかもしれない。


本作を手がけるBiteMe Gamesはベルギーに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には一輪車でピザを配達するゲーム『Unicycle Pizza Time!』などを制作している。同作は意図的に不便なゲームシステムとした、いわゆる苦行系のゲームだ。癖のある操作性などが好評を博し、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約130件中82%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。特に日本での売り上げが好調だったと伝えられている(関連記事)。本作『Overtime Anomaly』は日本を中心に大ヒットした作品『8番出口』からの影響がうかがえ、本作も日本で人気が集めるか注目される。
『Overtime Anomaly』はPC(Steam)向けに、3月29日に配信予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定で、価格は5.99ドルを予定。Steamの相場から、日本での販売価格は700円程度になると思われる。
【UPDATE 2025/3/25 18:42】
開発元によると、本作は日本向けには499円で発売予定だそうだ。リリース直後は10%オフとなる割引も実施予定。なお本作においても日曜日は流石に休みとのことで、記事見出しで「7日間」としていたところを「6日間」に修正している。