マルチ対応・建物ぶん投げ王国建設アクション『Overthrown』10月16日正式リリースへ。空中戦ができる「飛行船」実装&新マップ追加の大型アプデも実施
Maximum Entertainmentは9月16日、王国建設シミュレーションゲーム『Overthrown』を10月16日に正式リリースすると発表。正式リリースでは新たに飛行船が実装予定。そのほか数々の追加要素も実装される見込みだ。

パブリッシャーのMaximum Entertainmentは9月16日、Brimstoneが手がける王国建設シミュレーションゲーム『Overthrown』を10月16日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、Xbox/PC Game Pass向けにも展開されている。また本作は日本語表示に対応している。
『Overthrown』は超人的な力を持つ君主となり、危険あふれるファンタジー世界にいちから王国を築くシティービルダーだ。ソロプレイおよび最大6人でのオンライン協力プレイに対応する。プレイヤーは、“魂を盗む魔力を備えた古代の王冠”を持つ君主として、外敵から国を守りつつ、荒野にいちから王国を建設し統治する。そのためはじめは周囲を探索して資源を収集。さまざまな施設を建設して国民を増やしていく。

建設できる施設には、役場や各種店、資源を抽出・加工する工場などがある。そのほか国民の人口が増えていけば、住居や食料を提供する店も必要だ。建築した施設は基本的に国民の働く場となり、それぞれの施設の役割に応じて作業が自動化される格好となる。また、新たな施設や技術は、研究ツリーを通じてアンロックしていくことができる。なお王国を作り上げていくなかでは、国民の満足度を上げる必要もある。不満が溜まると逃げ出され、敵勢力として登場することもあるため、住みよい国づくりを心掛けるのが大事だ。
そして主人公は王冠により強大な力を持ち合わせている。建物の配置を変える際には建物を引っこ抜くことが可能。資源回収にあたっても、樹木などを丸ごと担いで運んだり投げ飛ばしたりできる。戦闘でも王冠の力は遺憾なく発揮され、爆走して敵を追ったり、剣で敵を薙ぎ払ったりすることになる。

本作は2024年12月6日に早期アクセス配信された。本作では建物ごと運んだり資源を叩き切ったり、はたまた水上すら高速で移動するなど、プレイヤーキャラの挙動は素早くパワフルで、ダイナミックなゲームプレイは爽快。国民に作業を任せることのできる自動化要素も一定の評価を獲得している。一方で動作がかくつくといったパフォーマンス面の問題や、早期アクセス配信中であることを鑑みたうえでも、プレイできるコンテンツのバリエーションが少ない点には指摘も寄せられており、Steamユーザーレビューでは183件中71%が好評とする「やや好評」ステータスにとどまっていた。
今回そんな本作について、10月16日に正式リリースされると明かされたかたち。正式リリースでは大型アップデート「Airship Update」がリリース予定。飛行船を使って空中の探索ができるようになり、探索の自由度が広がるだろう。なお敵も飛行船を所持しているとのことで、空中でのダイナミックなバトルも展開されそうだ。
また飛行船に対する防衛施設として、キャノンタワーが登場予定。もともと本作には爆撃用の大砲が存在するが、キャノンタワーは飛行船および歩兵を直接攻撃するという。さらに高地のマップ「Highland Plateau」を含めた3マップが追加で登場予定。新たな環境での素材集めなどもはかどりそうだ。このほかアップデートの詳細については、公式パッチノート(英語)を参照されたい。
ちなみに本作は正式リリース後ゲームの定価が上昇予定だが、1.0リリースとともにリリース記念割引も実施予定とのこと。コンテンツ量などが懸念された本作が、大型アップデートによりどこまで評価を伸ばしていけるかも注目されるところだ。
『Overthrown』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに早期アクセス配信中。