デベロッパーのRed Barrelsは10月31日、サバイバルホラーシリーズ『Outlast』の映画化を発表した。映画はカナダのスタジオ「Lionsgate」と提携し制作されることになるようだ。
『Outlast』は2013年に発売されたホラーゲーム。主人公であるジャーナリストのマイルズ・アップシャーは、ある日精神病院の不正を内部告発するメールを受け取る。調査のため潜入したその精神病院には死体が転がっており、患者たちは凶暴化していた。得体のしれない恐怖現象に襲われながらも、マイルズ・アップシャーは事の真相を探ってゆくことになる。
なお『Outlast』シリーズ作品としては、同じくジャーナリストを主人公とした『Outlast 2』や、最大4人までの協力マルチプレイに対応した最新作『The Outlast Trials』がリリースされている。いずれの作品も、脅威から身を隠すことや逃げることをメインとしたゲームプレイが特徴だ。シリーズを通して高い評価を得ており、最新作である『The Outlast Trials』はSteamユーザーレビューにおいて本稿執筆時点で約4万5300件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している(関連記事)。
今回はそんな『Outlast』シリーズの映画化が決定したかたち。デベロッパーのRed Barrelsによると、ホラー映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」や 「バーバリアン」を手がけたRoy Lee氏がプロデューサーを務める。また、ゲーム版の脚本を手掛けたJ. T. Petty氏も映画版の制作に携わるそうだ。担当スタジオであるLionsgateが長年に渡ってホラー映画「ソウ」シリーズを配給していることも考えると、ホラー映画に強みを持つ製作陣であると言えそうだ。
なお3作品をシリーズに持つ『Outlast』シリーズだが、いずれかの作品をモチーフに映画化されるのか、または完全なオリジナルのストーリーが用意されるのかは現時点では不明。詳細については続報に期待したい。
シリーズ最新作『The Outlast Trials』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中だ。なお本稿執筆時点では国内PS Storeでは購入が不可能なものの、ストアページは公開されている。