東洋風大作オープンワールドRPG『逆神者(The God Slayer)』正式発表。『きみのまち』シリーズ開発元の新作はなんとスチームパンク東洋都市アクション

Pathea Gamesは12月4日、オープンワールドRPG『逆神者(The God Slayer)』を正式発表した。

デベロッパーのPathea Gamesは12月4日、オープンワールドRPG『逆神者(The God Slayer)』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、配信時期は未定。

本作は、東洋風スチームパンクの世界観を持つオープンワールドの大都市を舞台に、“神殺し”として戦う作品だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。

『逆神者(The God Slayer)』の舞台となる世界では、セレスティアルと呼ばれる神々によって世界とそのすべての生き物が創造された。生き物は一生を通じてエネルギーの“気”を育み、死後にその気が天界へともたらされ、神々を強化し永遠の命を与えている。しかし、好奇心旺盛な一部の人間は気を自ら利用する術を発見し、エレメンサーと呼ばれるように。ただ、神々はこれを許すことはなかった。

本作の主人公チェンは、神々によって多くのエレメンサーが虐殺される中で、家族を殺された過去を持つ青年だ。彼は、人々を救い愛する者たちの仇を討つために、周王国の王都を冒険する。王都は、飛行船や蒸気船、モノレール、蒸気自動車が行き交う蒸気技術の最盛期にあり、貴族がそうした先端技術を享受する一方で、貧民との格差が目立つ状況にあるとのこと。

本作にてプレイヤーは、それぞれの利害を抱えた複数の派閥が存在する王都にて、仲間を育てたり駆け引きをおこなったり、あるいは然るべき役人に賄賂を渡したりなどしながら、セレスティアルの軍とその協力者に立ち向かう。人々の多くは神々への服従を余儀なくされているが、セレスティアルの打倒を目指す星墜ちの徒というエレメンサー組織も存在し、プレイヤーは彼らと共闘することになるという。

主人公のチェンもエレメンサーであり、火・水・土・金という元素の力を操ることが可能。たとえば、火では建物などの木を焼くことができ、水は逆に火を消すことができる。土なら、地面を隆起させて盾にしたり、敵に岩を飛ばしたりといった具合だ。こうした元素の力は強化可能で、また古代の巻物や師から新たな技を学べるという。そうしてセレスティアルに対抗できる力を身につけることを目指すのだ。

本作の開発元Pathea Gamesは、中国・重慶市に本拠を置くデベロッパーだ。サンドボックスRPGの『My Time at Portia(きみのまちポルティア)』や『My Time at Sandrock(きみのまちサンドロック)』などを手がけたことで知られる。本作『逆神者(The God Slayer)』は、SIEによる育成・支援プロジェクト「China Hero Project」の採用タイトルとして、ゲームイベントChinaJoy 2023にて初めて披露された。その後さらに開発が進められ、このたび正式発表された格好である。本作は、手軽に爽快なアクションが楽しめる一方で、オープンワールドならではの多様なインタラクションとNPCとの関わりによる没入感のある街づくりを重視して制作しているそうだ。

『逆神者(The God Slayer)』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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