ゲーム開発向けミドルウェア群「CRIWARE」は、すべてNintendo Switch 2に対応へ。Switch 2のポテンシャルを引き出す開発をサポート
CRI・ミドルウェアは4月3日、「CRIWARE」のゲーム向けミドルウェアすべてが、6月5日に発売予定のNintendo Switch 2に向けて対応予定であることを発表した。

株式会社CRI・ミドルウェアは4月3日、「CRIWARE」のゲーム向けミドルウェアすべてが、6月5日に発売予定のNintendo Switch 2に向けて対応予定であることを発表した。
CRIWAREは、ゲーム開発現場などで利用されているミドルウェア群の総称だ。提供ツールとしては、音声サウンドミドルウェアの「CRI ADX」や、映像ミドルウェア「CRI Sofdec」などが存在。音と映像を中心に、ゲームの表現を拡張するミドルウェアとして活用されてきた。

今回CRI・ミドルウェアは、CRIWAREのゲーム向けミドルウェアすべてがNintendo Switch 2に対応することを発表した。CRIWAREはニンテンドーゲームキューブ以降、任天堂の発売するゲーム機に対応してきたが、最新ハードとなるNintendo Switch 2でも対応する格好だ。新型機に向けてさっそく各種ミドルウェアを用いる開発が可能となることで、Nintendo Switch 2のポテンシャルを引き出すようなゲーム開発が促進されることだろう。なおCRI・ミドルウェアの調べによると、CRIWAREが使用された任天堂のゲーム機向けのタイトルはこれまで800本以上にのぼるという。
ちなみにNintendo Switch 2の正式発表に際しては、Unreal EngineやUnity、GameMakerといったゲームエンジンも対応を表明している(関連記事)。このうちUnreal Engineについては、CRIWAREにて2023年に実施された大型アップデートで連携が強化。CRIWARE・Unreal Engine間のデータの連携がスムーズになるなど、同エンジンでのゲーム開発のさらなる効率化が図られていた(関連記事)。
正式発表後まもないなかで、さっそくゲームエンジンやミドルウェアの対応が発表されているNintendo Switch 2。各社でスムーズに新作開発が進められていくことが期待される。