Nintendo Switch 2は「年末商戦の売上が当時のNintendo Switch未満」との報道。“年末前”からがっつり供給もあってか
Nintendo Switch 2は昨年末のホリデーシーズンには売上が世界的に控え目となり、Nintendo Switchの初年度の同時期よりも低かったという。

任天堂が6月5日に発売したNintendo Switch 2。好調な売れ行きが話題となっている同機であるが、昨年末のホリデーシーズンにはNintendo Switchの初年度の同時期よりも売上が控えめだったという。とはいえ2025年全体で見ると日本などではNintendo Switchに勝る売れ行きであり、供給状況の違いも売上に表れているようだ。海外メディアThe Game Businessが伝えている。
Nintendo Switch 2は、Nintendo Switchの後継機種だ。性能が向上しつつ、携帯モードとドックに取り付けてのTVモードの両方で遊べる点など、Nintendo Switchの特性も引き継いでいる。なお付属コントローラー「Joy-Con 2」でも、本体から取り外しが可能。ただSwitchとは異なりレール式からマグネット式での取り付けに変更。加えてJoy-Con 2を立てて膝や机に置くことで、マウスのように使える機能も新たに備わっている。

任天堂の発表によれば、Nintendo Switch 2は発売後4日間で世界販売台数が350万台を突破。発売後1か月で274万台を記録したNintendo Switchを大きく上回るスピードであったことがわかる。ただ、そうした人気からか発売後数か月にわたって供給が追い付かず、国内では抽選販売や公式がおこなう招待販売などが中心となっていた。
初年度から大きな成功を収めているNintendo Switch 2だが、ホリデーシーズンでは発売初年度のNintendo Switchよりも売上が控えめだったようだ。The Game Businessは市場調査会社のデータをもとに、Nintendo Switchが発売された2017年とNintendo Switch 2が発売された2025年について、年末の売上を比較している。これによると、米国では11月~12月にかけてNintendo Switch 2のほうが売上が35%低く、英国では2025年最後の8週間で16%低かったとのこと。そのほか、フランスでは商戦期間中にNintendo Switch 2が30%以上も下回るなど、ヨーロッパの主要市場全体においても売上の鈍化が見られたという。またファミ通.comによるハード推定販売台数をもとにした日本国内のデータでは、2025年最後の9週間における売上は初年度のNintendo Switchと比べて-5.5%とわずかに減少しているとのこと。このうち特に米国では、11月のゲーム機の売上が1995年以来最低を記録したことも明かされており、影響は大きかったようだ。
一方で、年間を通して見た場合、Nintendo Switch 2の売上はむしろ増加しているという。Nintendo Switchは2017年3月3日に発売されたため、販売されていた期間はNintendo Switch 2の方が短いにもかかわらず、たとえば英国における売上は6%上回っているとのこと。日本でも11%と大きな増加となっており、The Game Businessは安価な日本語・国内専用版が発売されたことも要因の一つだと考察している。

ホリデーシーズンに限っては売れ行きが初年度のNintendo Switchを下回っていたNintendo Switch 2だが、日本や英国では年間で見ると売上台数が勝っていたかたちだ。なおNintendo Switch 2の発売直前となる2025年5月の決算説明会における質疑応答では、当時の初年度の予想販売台数であった1500万台の販売に向けて、すでに生産体制の強化を進めているとして、古川俊太郎社長が状況を報告。また発売直後の6月に実施された定時株主総会の質疑応答においても、転売対策として十分な生産量を確保する方針を取っていることが伝えられていた。
Nintendo Switchでは長らく供給が不足し、特に人気作発売などのタイミングでは転売が相次ぐ状況も見られた。そうした事態に陥ることを防ぐために、Nintendo Switch 2については抽選販売および招待販売などの実施も交えつつ、万全の生産・供給体制が敷かれていたということなのだろう。特に2025年10月16日に発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』は、発売初週に全世界で売上580万本を突破し、およそ半数がNintendo Switch 2で遊ばれていたという(関連記事)。同時期にはNintendo Switch 2について、小売店で抽選販売ではなく店頭販売がおこなわれるケースも増えていた。年末商戦を待たずにしっかりと生産量を増やす方針があったことも伺える。
なお任天堂は先日、2026年1月中旬以降にマイニンテンドーストアでの販売を再開する予定であると発表(関連記事)。品薄は段々と解消傾向にあるようで、一部地域では在庫のある家電量販店での購入も可能となってきているようだ。Nintendo Switch 2はまだまだ売上を伸ばすと見られ、年度末に向けてさらなる記録を打ち立てることも期待される。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。



