魔法釣りバトルRPG『Nice Day For Fishing』、リリース間もなく絶好調スタート。なんでも釣り竿を使って解決、ときどき魔法やパリィも活躍

Team17は『Nice Day For Fishing』をNintendo Switch/PS5/PC(Steam)向けに配信。本作は釣りをテーマとしたRPGで、さっそく好評が相次いでいる。

パブリッシャーのTeam17は5月29日、『Nice Day For Fishing』をNintendo Switch/PS5向けに配信。5月30日にはPC(Steam)向けにも配信した。本作は釣りRPGとして、さっそく盛況を博している。

『Nice Day For Fishing』は釣りをテーマとしたRPGだ。舞台となるのは架空のMMORPGの世界アゼリム(Azerim)である。冒険者たちで賑わっていたAzerimだったが、あるきっかけにより、冒険者がみな失踪し、世界を邪悪な力が覆う。プレイヤーは、ただのNPCだった釣り人の Baelinとして、さまざまな物を釣りながら悪と戦う旅に出ることになる。

本作は釣りがバトルとして展開される。魚などの攻撃は防御しつつ、竿を引いてダメージを与える方式だ。敵からの攻撃は、竿を引いて攻撃している最中に喰らってしまうと大ダメージとなるものの、ちょうどよいタイミングで防御に成功するとパリィとなり、被ダメージを軽減できる。

また釣り竿を用いて魚を釣る戦闘をおこなうほかにも、フィールドに存在するアイテムを釣ることも可能だ。たとえば先端に磁石を付けることで、水底に落ちているアイテムを拾得できるというように、探索においても釣り竿は活躍する。道中では釣り竿の強化や新たな竿の購入も可能なため、装備を更新したりしつつ、釣り竿を巧みに操って冒険していく。

本作は5月29日にNintendo Switch/PS5で、5月30日にPC(Steam)でリリースされた。その後すぐさま盛況を博しているようで、SteamDBによれば、Steam版のプレイヤーはピーク時2304人を記録。多くのプレイヤーの関心を引いているかたちだ。またレビューの推移も好調で、本稿執筆時点で約350件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

本作はYouTubeで展開されている実写動画シリーズ「Epic NPC Man」のスピンオフ作品だ。同作はニュージーランドに拠点を置くYouTubeチャンネルViva La Dirt Leagueが手がけている。そのためレビューではViva La Dirt Leagueを応援する目的などで購入したファンが、「Epic NPC Man」の雰囲気が本作によく落とし込まれているとして好評を投じる様子が多くみられる。

また本作では戦闘などありつつも、難しすぎず、負けることによるペナルティもないため、自分のペースで釣りを楽しむことができる。また釣りをして旅をしていくうちに、詠唱可能な魔法や、消費アイテムなどを獲得することもできる。ただ「獲物を引き寄せる」「パリィ/防御をする」以外に釣りをより効率よく進められ、形勢逆転を狙う戦略を立てられるというゲームプレイの奥深さも評価されているかたちだ。

『Nice Day For Fishing』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5向けに配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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