『モンスターハンターワイルズ』の「ドシャグマ闘技大会クエスト」にてSランク&上位入賞を狙う人気戦法を紹介。限定報酬を巡るタイムアタック白熱

『モンスターハンターワイルズ』にて新たに実装された「闘技大会クエスト」では、既にさまざまな攻略法が編み出されているようだ。

カプコンは4月4日、『モンスターハンターワイルズ』に向けて無料タイトルアップデート第1弾を配信開始した。同アップデートではさまざまな要素が追加されたほか、モンスターの討伐タイムを競う「闘技大会クエスト」に挑むことができるようになった。このクエストに関して、既にさまざまな攻略法が編み出されているようだ。

「闘技大会カウンター」から受注できるこの新クエストでは、世界中のプレイヤーとタイムアタック形式で競い合うことが可能。現在開催中のチャレンジクエスト「竜谷の跡地のドシャグマ」では、Sランク(5分以内クリア)達成やランキング上位1万位以内への入賞で、限定チャームが報酬として手に入る。ランキングは数時間単位で順位が大きく変動するなど、熾烈な争いが繰り広げられているようだ。

このクエストでは3種類の装備が使用可能で、それぞれメイン武器とサブ武器が設定されている。「大剣×ヘビィボウガン」「操虫棍×弓」「ランス×狩猟笛」の実質6種類の武器の中から選ぶことができる方式だ。本稿では、人気のヘビィボウガンと狩猟笛を中心に、より早いドシャグマ討伐に向けた戦法をいくつか紹介する。

まずヘビィボウガンでは、「回避の装衣」によるジャスト回避からの火力強化、そして「竜熱機関榴弾」を軸としたコンボが主軸となる。開幕では、自身の通り道に鬼人弾を撃ち込み攻撃力を強化。その後、セクレトから飛び降りながら回避の装衣を装着し、ドシャグマへの奇襲攻撃を仕掛けるといった初動が一般的だ。奇襲直後に拡散弾を撃ち込むプレイヤーも見受けられる。

以降は後退しながら火炎弾で頭部・肩部を狙いつつ、敵の咆哮や攻撃をジャスト回避。竜熱ゲージが溜まり次第、竜熱機関榴弾を全弾叩き込むのが基本の戦法だ。ジャスト回避に成功すれば約10秒間攻撃力が1.2倍となるため、接敵時の咆哮などチャンスには確実に決めていきたい。また、ヘビィボウガンは適正距離での火力が最も高くなるため、ポジショニングにも注意が必要だ。

ランキング上位には、このループだけで2分台クリアを果たしているプレイヤーも見られるが、慣れないうちは火炎弾切れ後の対応がカギとなるだろう。集中弱点攻撃でのひるみ狙いや、散弾による削り、乗り攻撃からの柱衝突によるダメージ稼ぎ、大剣への持ち替えによるラストスパートなど、多彩な対応パターンが存在するようだ。ジャスト回避のタイミングや後半の動きは慣れが必要なものの、流れ自体はシンプルでわかりやすいチャートだと言えるだろう。

もうひとつの人気武器が狩猟笛だ。こちらは「響玉」の重ね掛けによる火力増強と、集中弱点攻撃によるダウン、そして「響周波」のストックによる絶え間ない攻撃がポイントになるようだ。

開幕では怪力の種と秘薬を使用しながら移動し、そのまま奇襲を仕掛けて討伐開始。響玉を最大の3つまで展開し、展開時の追加操作により「紫紫青→青赤青→赤青赤」と音色を順にストックする。それらを利用し、序盤から相殺の調べやスタンを狙っていくのが主流だ。なお、響玉の設置前に乗り攻撃を行って傷をつけたり、柱の激突ダメージを狙うスタイルも存在し、開幕の動きはプレイヤーによってある程度異なるようだ。

戦闘中は、ドシャグマを響玉の範囲外に出さないよう意識しつつ、集中弱点攻撃などで赤→青のループで音色をストックすることで響周波を貯め、演奏での大ダメージを狙うというのが一般的な戦法となる。集中弱点攻撃では音色を最大5つストック可能なほか、ドシャグマの立ち上がり時には高確率でダウンを奪えるため、積極的に当てていきたい。

さらに「不動の装衣」の効果を活かせば、ひるみや被ダメージを恐れず攻め続けることも可能だ。狩猟笛の動きに精通していれば、2分を切るタイムも夢ではない構成となっている。

またほかにも、大剣では開幕にヘビィボウガンの鬼人弾での攻撃力上昇を図り、ジャンプ溜め斬りから乗り攻撃で傷を付けた後、ひるみに乗じて3連続の溜め斬りを狙う戦法が見られる。砥石での切れ味維持、そして集中弱点攻撃や相殺によるスタンと溜め斬りを組み合わせることで、安定したダメージを稼げるようだ。

そして操虫棍は、開幕の奇襲攻撃からシビレ罠の設置に続き、乗り攻撃→柱への激突→頭へのフィニッシュというコンボが有効。一部の攻撃では咆哮を相殺できるため、流れるような連撃も可能だ。会心率のある武器のため運の要素も絡むが、2分台のクリアも報告されている。

ランスは、ガードからのカウンターを軸としつつ、鍔迫り合いによる「力自慢」スキルや、ガード被弾による「逆恨み」スキル発動を活かすことで、火力底上げを図ることが多いようだ。最速狙いよりも、安定性に優れた選択肢として好まれている様子。

一方で弓は、毒ビンや、見切り避けからの剛射を多用する立ち回りが研究されているが、現時点では他の武器に比べタイムアタック面での優位性は見られにくい。今回のクエストでは装備構成もあってか、タイムの短縮が難しい武器種かもしれない。

本クエストでは、ランキング上位入賞者のみに付与される限定チャームの存在もあり、各プレイヤーの競争心に火がついているようだ。一方で、本稿執筆時点でのランキングには明らかに不自然なタイムも見受けられ、チート使用の疑いが持たれている記録もある。

ただし、カプコンは公式Xアカウントにて、不正なタイムはランキングから削除され、不正が認められたアカウントは停止などの措置が取られる可能性があると明言している。最終的には、不正な記録を除外したランキングとして確定することだろう。なお不正者とマルチプレイで闘技大会クエストに挑んだ場合、パーティー全員が不正なクリアタイムと判定され、当該クエストからのランキング除外と報酬の受取権利が失われる場合もあるそうだ。いわゆる野良のマルチプレイで闘技大会クエストを挑む場合には注意したい(関連記事)。

いずれにせよ、闘技大会クエストではさっそくさまざまな戦法が編み出されているようだ。本稿で紹介した戦法以外にも、SNS上ではさまざまな攻略法が投じられており、自分に合う戦法を探しつつ、ランキングに挑戦してみてはいかがだろうか。なお闘技大会クエスト「竜谷の跡地のドシャグマ」は4月18日8時59分で配信終了予定のため、報酬が欲しい人は早めにプレイしておくといいだろう。

モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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