『モンスターハンターワイルズ』にて、「ハンマーでモンスターをノリノリにさせる」様子が脚光浴びる。回るハンマーと、絶妙な顔でバイブス上げるゼレドロン

『モンスターハンターワイルズ』にて、「とある小型モンスターに特定の動きを見せると、ノリノリに反応してくれる」との現象がユーザーにより報告。その見た目も相まって、人気を博している。
『モンスターハンターワイルズ』は、ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズ最新作だ。舞台となるのは、ギルドが調査したことのない未踏の領域「禁足地」。数年前に謎のモンスターに襲われ、保護された少年ナタの証言を手がかりに、プレイヤーは調査隊のハンターとして、ナタの故郷、そして“白の孤影”というモンスターを探すため、この地に足を踏み入れることになる。
本作の中盤で訪れるフィールド「油涌き谷」には、小型モンスターの「ゼレドロン」が登場する。これは油泥の沼地に群れを作って棲息している小型の両生種で、オオサンショウウオのような扁平な体型が特徴的なモンスターだ。ゼレドロンは比較的穏やかな気質を持ち、外敵が近づいても、口を大きく開けて足を踏ん張る威嚇行動を取るだけで攻撃はしてこない。そんなゼレドロンの性格を利用したとある動画がXに投稿され、話題となっている。
とあるユーザーがXに投稿したのは、ゼレドロンの前でハンマーの「渾身溜め」をおこなう動画だ。渾身溜めは本作で追加されたハンマーの新アクションで、ハンマーを縦に回転させ、火力の高い攻撃につなげる技だ。スタミナのつづく限り回転させることができ、隙は大きいものの好きなタイミングで大技を繰り出せる。
前述の動画ではハンターがゼレドロンの目の前に立ち、渾身溜めを披露。ゼレドロンはハンターの武器に向けて口を開けて威嚇をしているように見えるが、ハンマーが回転しているため、その動きに合わせて顔が上下に動いてしまう。一心不乱にハンマーを振り回すハンターと、口を開けたなんとも言えない表情で首を振るゼレドロンという、なかなかにシュールな映像となっている。
「Bro vibe with a WOW lizard.(「ワーオ!」って顔のトカゲとバイブス感じてる)」というコメントが添えられたこの動画。たしかにゼレドロンは口を開け、ハンターの動きに歓声を上げているようにも見える。そんなゼレドロンのノリノリな動きやのんびりとした表情が好評なのか、同投稿は本稿執筆時点で12万を超えるいいねと2万件以上のシェア数を獲得している。

本作のハンマーといえば、現環境ではプレイヤーから「不遇」とも評される武器。またゼレドロンも、動きが遅くハンターと大型モンスターの戦いに巻き込まれたり、アズズの村では丸焼きにされて食されてしまったりなど、何かと不憫な扱いを受けている生物だ。今回、それぞれが思わぬかたちで脚光を浴びることとなった。
Xではほかにも、バグにより立ち上がってノリノリで動くゼレドロンの動画など、シュールな映像が人気を博している。ゼレドロンののそのそと動く姿や、威嚇時の表情をかわいがる声も多く見られ、ゼレドロン自体の魅力が新たに発掘されているようだ。気になる人は油涌き谷の探索時によく観察してみるといいだろう。
『モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。