『マインクラフト』のクリーパーの身体表面は「葉っぱのテクスチャ流用」で形成されているとして、テクスチャを現代化した人現る

『マインクラフト』のクリーパーについて、あるユーザーが「葉ブロックのテクスチャ」を流用して作られたとされる当初のアイデアを踏襲。テクスチャを“現代化”したことを報告し、注目を集めている。

マインクラフト』のクリーパーについて、あるユーザーが「葉ブロックのテクスチャ」を流用して作られたとされる当初のアイデアを踏襲。最新の葉ブロックのテクスチャで“現代化”したことを報告し、注目を集めている。全体的なカラーリングは変わりないものの、なんとなく違和感があるとの声も寄せられている。

『マインクラフト』は、人気サンドボックスゲームだ。プレイヤーはさまざまな環境(バイオーム)や生物(Mob/モブ)が存在する世界にて、気ままに建築/クラフトや冒険などの活動を楽しめる。幅広いModが作られているJava版をはじめ、Modやアドオンなどによる拡張性も魅力となっている。

今回RedditユーザーのBrightRepeat7907氏が、クリーパーのテクスチャを“現代化”したと報告し、注目を集めている。クリーパーとは、本作の顔ともいえる敵対的モブだ。プレイヤーを見つけると追いかけ回し、自爆する。爆発でダメージを与えてくるだけでなく、周囲のブロックも破壊される厄介な敵となっている。また独自の足音や鳴き声がないため、ひっそりと近づかれることもしばしば。本作のプレイヤーにトラウマを植え付けている存在でもあるだろう。

BrightRepeat7907氏は、そんなクリーパーのルーツに基づいてテクスチャを変更したという。というのも当初のクリーパーは、当時の「葉ブロック」のテクスチャを流用しつつ顔を描いて生み出されたとみられる。とはいえクリーパーの色はアップデートで変化したこともあり、葉ブロックについても樹木に応じてテクスチャの種類が増え、色の変化もあった。そうした状況にあわせて、クリーパーのテクスチャを今いちど最新の葉ブロックのテクスチャに変更するという試みだったようだ。

変更の結果は比較画像で報告されており、左が通常のクリーパーで、右が“現代化”クリーパーとみられる。現代化クリーパーは全体的に暗めな色味ながら、白い箇所も多く柔らかな印象も受ける。対して通常のクリーパーはこうして見比べると、ところどころ濃いグレーのピクセルがあしらわれていることがわかりやすい。やはり“クリーパーらしさ”は見慣れた通常のクリーパーの方に軍配が上がるかもしれない。

スレッド内ではさまざまな反応が寄せられており、スッキリした印象の現代化クリーパーを称賛する意見も散見される。一方、テクスチャを張り替えるというBrightRepeat7907氏のアイデアを褒めつつも、ユーザーオリジナルデザインへのこだわりを見せるユーザーも見られる。そのほか現代化クリーパーはコントラストをもっと強くすべきといった意見や、口や目さえ通常のクリーパーと同じにすれば完璧といった考えなど、改善案も集まっているようだ。全体としては違和感があるとする声もある傍ら、アイデアとしては脚光を浴びている様子だ。

BrightRepeat7907氏によればクリーパーの現代化にあたっては、手が加わっていないいわゆるバニラ版の本作のテクスチャパックから、葉ブロックのテクスチャを利用。透過用のグレーの下地を白くしたうえで、組み合わせてクリーパーのテクスチャに仕上げているという。全体的に白めなのもそのためだろう。ちなみに葉ブロックには、かつてのクリーパーのテクスチャを踏襲して、オークの葉を用いているとのことだ。

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byu/BrightRepeat7907 from discussion
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なおクリーパーは当初、ブタ3Dモデルの高さ(height)と長さ(length)を逆に設定してしまったことから生まれたとされる関連記事)。また本作の生みの親であるNotch氏ことMarkus Alexej Persson氏いわく、クリーパーはキャラ設定としては、葉っぱあるいはそれに近いもので構成された存在だという。そうした設定から、当初葉ブロックのテクスチャが流用された経緯があるのだろう。

一方でアップデートを経て、クリーパーのカラーリングも微妙に変化してきた。上述の比較画像を見るに、現在のクリーパーは葉ブロックよりも少し彩度が高めの緑になっており、森の中でもやや目立つデザインといえる。仮にBrightRepeat7907氏の施したような“現代化”がおこなわれれば、より葉ブロックに溶け込めるような迷彩効果が向上したクリーパーが誕生しそうである。筆者個人としてはやめてほしい。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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