『マインクラフト』に新モブ「銅ゴーレム」実装へ。なんとチェストを自動整理してくれる拠点のおとも
Mojang Studiosは7月2日、『マインクラフト』Bedrock版向けに新たなプレビュー1.21.100.23を配信した。新モブ「銅ゴーレム」などが登場している。

Mojang Studiosは7月2日、『マインクラフト』Bedrock版向けに新たなプレビュー1.21.100.23を配信した。このアップデートでは銅ゴーレムや銅製の装備など、銅の使い道が増えている。
『マインクラフト』は、Mojang Studiosが手がけるサンドボックスゲームだ。本作の世界はさまざまな種類の3Dブロックで構築されている。破壊と創造を繰り返して、プレイヤーは思い思いに冒険や建築を繰り広げていく。アイデア次第で遊び方は無限大だ。対象機種に応じて2つのエディションが展開されており、PC向けの「Java版」とコンソールやスマートフォンでもプレイ可能な「Bedrock版(統合版)」が存在する。

先日6月18日に大型アップデート「チェイス・ザ・スカイ」が配信され、ハッピーガストをはじめとするさまざまな要素が追加されたが(関連記事)、さっそく2025年の第3弾ゲームドロップに向けた新要素がお披露目となった。今回のプレビューでは、時間経過で酸化するという特殊な性質をもち、ワールドで豊富に存在する「銅」について、使い道の拡張がおこなわれている。
まずは新モブ「銅ゴーレム(Copper Golem)」が追加される。銅ゴーレムはインベントリ整理を手伝ってくれるモブ。「銅ブロック」の上に「くり抜かれたカボチャ」を設置することで、「銅チェスト(Copper Chest)」とともにスポーンする。銅ゴーレムは、銅チェストに入っているアイテムを自分で取り出し、同じアイテムが入っているチェストまたは空のチェストにそのアイテムを移動させるという特徴がある。これにより、アイテムごとに分類してきれいに整頓してくれるのだ。

銅チェストは生成時に1つ付属してくるほか、チェストを銅のインゴットで囲むことにより、単独でクラフトすることも可能。なお、スポーンに使う銅ブロックの酸化の度合いが銅ゴーレムの見た目にも反映される。チェスト整理を自動化してくれるという実用性だけでなく、建築物の住人としてワールドに活気をもたらす存在となってくれるだろう。
ちなみに、銅ゴーレムは「Minecraft Live 2021」のMob投票で実装の候補に挙がっていたモブだ。この際に僅差で「アレイ」に競り負けてしまったという経緯があり、ユーザーや開発チームからの人気も高かったという。そういうわけで、今回例外的に実装されることになったようだ。見た目は当時とほぼ同じであるが、酸化のテクスチャーに改良が加えられて見栄えが良くなっているとのこと。
次に、銅製の装備が追加された。各種ツールと防具が用意されている。銅は石と鉄の中間の耐久性をもち、たとえば銅のツルハシは石のツルハシよりも少し早くそして長く採掘することができる。一方、ダイヤモンドといった上位の鉱石を掘ることはできないため、その点では鉄のツルハシに軍配が上がるだろう。とはいえ銅は鉄よりも見つけやすいため、ゲーム序盤に鉄を消費するか悩む場面で銅を利用するという新たな選択肢が増えることが期待されているとのこと。

なお、Bedrock版向けには本日よりプレビュー1.21.100.23が配信されている。ランチャーから「最新のプレビュー」を選び、ワールド設定の「実験的機能」タブにて「Drop 3 2025」のトグルをオンにすることで、今回の新要素をいち早く体験することができる。Java版向けにも後日配信予定とのこと。詳細は公式記事(英語)も確認されたい。
今回公開された紹介動画では銅ゴーレムのように、今後のアップデートで過去のアイデアを再検討していく可能性についても示唆されていた。先月配信されたばかりの「チェイス・ザ・スカイ」アップデートで興奮冷めやらぬ状態だが、次のゲームドロップにも期待が高まる。
『マインクラフト』はJava版がPC向けに配信中。Bedrock版(統合版)はPC/iOS/Android/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switchなどに向けて配信中だ。