個人ゲーム開発サークルの偽英国紳士団は8月29日、『東方の迷宮Tri 夢見る乙女と神秘の宝珠(Labyrinth of Touhou Tri -The Dreaming Girls & The Mysterious Orbs-)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam/DLsite/そのほか)向けに、2024年冬から2025年春に発売予定。予価は2980円となっている。発表にあわせて、アナウンストレイラーも公開されている。
『東方の迷宮Tri -夢見る乙女と神秘の宝珠-』は、前衛4人+控え8人の12人パーティーでダンジョンを攻略していく、東方projectの二次創作ダンジョンRPGである。本作の舞台となる幻想郷では、不思議な宝珠が大事件を引き起こす。博麗霊夢や霧雨魔理沙など、幻想郷のキャラクターたちは不思議な宝珠による事件へと立ち向かうようだ。
本作の異変解決は、前衛4人+控え8人のパーティーによるダンジョン攻略として展開される。キャラクターとしては霊夢や魔理沙に加えて、メリーや蓮子、こいしやドレミーなど40名以上のキャラクターが登場する。
開発者のX(旧Twitter)アカウントによれば、神奈子は自身の所持バリア量に応じた防御貫通攻撃を所持し、早苗は行動に応じて攻撃/防御バフを獲得するなど、キャラクターごとに異なる性質をもっているようだ。さらに本作では、各キャラクターにそれぞれ専用の巨大スキルツリーが用意されている。スキルは1000以上存在。動画によると、本作では武器と武器と武器の組み合わせなど、戦術にあわせて装備が構築できるという。本作では個性的なキャラクターたちを、スキルツリーや装備によってカスタマイズし、4人+8人のパーティーを編成するわけだ。
広大なダンジョン内には、多数の敵が徘徊している。中でもボス戦では、手強いバトルが展開されるようだ。しかし彼らには、必ず突破口が存在している。ターン数や残HPを条件とした行動パターンや弱点を見極め、構築したパーティーで強力なボスを倒すのだろう。また本作では、大量の経験値をもつレア敵や、ハイリスクハイリターンな大型敵、特殊ドロップをもつ特殊敵など、いわゆる稼ぎに使える要素が搭載。ボスとの再戦機能も用意されており、制限付きボスとの激戦に勝利すると特殊かつ強力な報酬ももらえるそうだ。プレイ時間は、30時間から50時間ほどとなっている。
本作は、3ペソ氏による個人ゲーム開発サークル偽英国紳士団(Nise-Eikoku Studio)が手がけている。同サークルの過去作としては、ダンジョンRPG『Arcanum Knights』や東方二次創作ダンジョンRPG『東方の迷宮』シリーズなどがリリースされてきた。前作『東方の迷宮 幻想郷と天貫の大樹』(『東方の迷宮2』およびプラスディスクをベースとした作品)Steam版では、記事執筆時点でユーザーレビュー299件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは、隊列変更システムや手強いボス線、自由なキャラクター育成などが評価されていた。
本作『東方の迷宮Tri 夢見る乙女と神秘の宝珠』は、『東方の迷宮』シリーズの最新作となる。3ペソ氏のX(旧Twitter)アカウントでは以前から開発状況やゲーム内容が紹介されていた。今回正式タイトルとともに、ストアページやアナウンストレイラーが公開されたかたち。本作では各キャラクターに専用のスキルツリーが存在し、ダンジョン内のグラフィックも強化されている。告知ポストによれば、対策を立ててボスをギリギリで撃破したり、メタルな敵を倒してゲームを破壊したりなど、戦闘や育成好きに向けた作品となっているそうだ。
『東方の迷宮Tri -夢見る乙女と神秘の宝珠-』はPC(Steam/DLsiteなど)向けに、予価2980円で2024年冬から2025年春に発売予定だ。