群玉県オープンワールドレースゲーム『JDM: Japanese Drift Master』ついに発売。田舎から大都市まで、“日本らしさ”満点走り屋ゲーム

4DivinityとBeep Japanは5月21日、『JDM: Japanese Drift Master』を発売した。日本・本州の架空の県「群玉県」を舞台とするオープンワールドレースゲームだ。

パブリッシャーの4DivinityとBeep Japanは5月21日、『JDM: Japanese Drift Master』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)で、日本語に対応している。

本作は、日本・本州の架空の県「群玉県」を舞台とするオープンワールドレースゲームだ。開発はポーランドに拠点を置くGaming Factoryが手がけている。群玉県は250キロ以上とされる広大なオープンワールドとなっており、プレイヤーはイベントやクエストをこなしていく。

マップには曲がりくねった峠道のほか、田舎の街並みから賑やかな都市部まで、変化に富んだ道路が用意されている。ダイナミックに移り変わる天候や昼夜のサイクルなども存在し、さまざまな風景の中、ドリフトを駆使しつつ愛車を飛ばすのだ。そうした舞台で展開されるストーリーは、漫画仕立てで描かれる。


登場車としては、マツダ、日産、SUBARU、HONDAなどの実在車と、架空の車も含めた30種類以上が収録。駆動音は本物の車からオリジナル・レコーディングで収録され、独自技術で再現されているという。エアロパーツを装着したり、エンジン調整をしたりといったカスタマイズも可能だ。またドライビングホイールを含めた多くのドライブゲームハードウェアに対応するプリセットが用意されており、今後も追加されていく予定だ。

本作は2023年4月に「Japanese Drift Master」として発表。同年10月にはデモ版が配信され、日本の田舎町の雰囲気がシュールな部分もありつつ再現されていることから注目を集めていた。また、その後舞台が「群玉県」となることが明かされた際にも話題を呼んだ(関連記事1関連記事2)。当初は今年3月の発売が予定されていたものの延期。このたびついにリリースを迎えた。

Steamではさっそくピーク時約4000人の同時接続プレイヤー数が集っており(SteamDB)、ユーザーレビューでは320件中71%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。本作には日本らしい狭い路地のほか、峠道を含め実在の道路を再現したとみられる場所もあり、再現度が高くバラエティに富んだ日本風のオープンワールドマップが用意されている。また先述したとおりライセンスカーが複数登場し、それぞれに駆動音のこだわりが感じられ、ドライブの楽しさを引き立てている。ドリフトを前面に押し出したレースルールなどにはクセもあるものの、走り屋テーマのゲームとしての細やかなこだわりに好評が集まっているようだ。

なお現在一部環境によってはクラッシュが発生することなどが報告されており、公式は不具合報告フォームを開設している。ゲーム内のメインメニューからもバグ報告ができるため、活用するといいだろう。

また本作は発売後もアップデートによる拡張が予定されている。3か月ごとに3つのフェーズに分けて大型アップデートで拡張されていく見込みで、新たな車種やカスタマイズ要素など、さまざまな要素の追加が計画されている。フィードバックへの対応も随時おこなわれていくそうなので、今後のブラッシュアップにも期待したい。


『JDM: Japanese Drift Master』は、PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)向けに発売中だ。各ストアではリリースを記念して定価の15%オフとなるセールが実施中。終了時期はストアによって異なるため、詳細はストアページで確認されたい。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

記事本文: 2993