怪物を“避ける”和風ホラー『■■ノニラヤ』正式発表。非力な子どもとして異形に追われる恐怖、試行錯誤で生き延びる

ヘキサドライブは7月19日、『■■ノニラヤ』を正式発表し、2025年第4四半期に発売すると告知した。幼い子どもが主人公の、ホラーアドベンチャーゲームだ。

株式会社ヘキサドライブは7月19日、『■■ノニラヤ』を正式発表し、2025年第4四半期に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

本作は、鎌倉時代の仏教観に影響を受けているというホラーアドベンチャーゲームだ。主人公となるのは現代から突如謎の空間に落とされた幼い子ども。プレイヤーはそんな主人公を操作して異様な空間を探索し、謎を解きながら脱出を目指していく。ただし異空間では、異能を駆使する多種多様な怪物も存在し、主人公に襲い掛かってくるという。


『■■ノニラヤ』では、戦闘において「避ける」ということに主眼を置いた特徴的なシステムを採用。限られたスタミナを管理しつつ、身の回りのものを利用しながら怪物たちの攻撃を回避することになるという。怪物に追われる恐怖を感じながらも、試行錯誤を繰り返して活路を見出していく点が持ち味となるそうだ。

公開されたトレイラーでは不気味で入り組んだ日本家屋を子どもが探索する様子を確認可能。怪物に襲い掛かられるシーンもあり、何かを投げつけて対処する様子もみられる。主人公は子どもだけに走る速度も遅めになっているようで、緊張感のあるゲームプレイとなりそうだ。


本作を手がけるヘキサドライブは国内のゲーム会社だ。かつてカプコンにてメインプログラマーを務めていた松下正和氏が2007年に設立。プログラマーを主軸としたスタジオとして知られており、技術力や高品質な移植に定評がある。これまで『大神 絶景版』『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』などのリマスターを手がけたほか、『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』の開発にも参加(関連記事)。またオリジナル作品として協力タワーオフェンスゲーム『VOIDCRISIS』、および同社新人スタッフが手がけたSFハイスピードアクションゲーム『BRIGHT TRACER』が無料配信されている。

そんなヘキサドライブの新作は、これまでの作風とがらりと変化し、和風ホラーアドベンチャーゲームとなるわけだ。ちなみに本作は、ディレクターとなる山口裕也氏がほぼ単独で開発した作品だという。特徴的なシステムや世界観も、同氏のこだわりが反映されているのだろう。「避ける」ということに主眼を置いたというホラーゲームの登場に注目したい。

『■■ノニラヤ』は、PC(Steam)向けに2025年第4四半期に発売予定

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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