“音を立てると見つかる”ボディカメラ風ホラー『Horror Tales Eats The World』発表。不気味な森から宇宙まで、「マイクで音感知システム」搭載ホラー
TallGrass Tapes Interactiveは5月6日、ファウンドフッテージ系ホラーゲーム『Horror Tales Eats The World』を発表した。

パブリッシャーのTallGrass Tapes Interactiveと個人デベロッパーのFatih Atacan氏は5月6日、ファウンドフッテージ系ホラーゲーム『Horror Tales Eats The World』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応予定。早期アクセスにて配信予定だ。
『Horror Tales Eats The World』は一人称視点で描かれるファウンドフッテージ系のホラーゲームだ。ファウンドフッテージとは、撮影者不明の映像が見つかり(Found)、未編集(Footage)の状態で公開されたという意味で、モキュメンタリー映像作品などで用いられる手法のひとつだ。本作においてプレイヤーはボディカム、携帯電話、VHSテープなど、複数の媒体で撮影されたファウンドフッテージ映像を通してそこに映される人物となり、映像のなかに収められた謎を解き明かしていくこととなる。

Steamストアページによると本作に収録されるロケーションは森、宇宙、ギザのピラミッド、マヤの寺院、カンボジアの寺院となるようだ。森で見つかった映像では荒野の不気味でぞっとするような物語を解き明かしていく。一方で宇宙において見つかる映像では静寂と未知の恐怖に包まれた内容が紐解かれていく。プレイヤーは多彩なロケーションで指定されたアイテムを見つけて、そのロケーションをクリアしていくようだ。
なお本作にはマイクで音を感知するステルスシステムが用意されるそうで、生き残るためにはプレイヤー自身が静かにする必要があるとのこと。またランダムに恐怖演出が発生するといい、驚いて声を漏らさないようにすることを求められそうだ。

本作を手がけるのは個人開発者のFatih Atacan氏で、過去にはホラーゲーム『Black Light Kills』をリリースしている。同作はSteamにて本稿執筆時点で56件中71%が好評とする「やや好評」ステータス。安価な3Dホラーゲームとして一定の評価を受けつつも、ジャンプスケアが多用されている点などが賛否を分けていた。『Horror Tales Eats The World』でも引き続きジャンプスケアが用意される様子ながら、マイク感知によるステルス要素で新たな遊びとしているのだろう。
『Horror Tales Eats The World』は早期アクセスにて配信開始予定。早期アクセス期間は半年から1年を予定している。早期アクセス開始時点では基本的なゲームプレイと完成された1種類のマップを含む少数のマップを実装予定。正式リリースにおいては新マップ、追加のホラー要素、ゲームの最適化などを実装予定で、早期アクセス期間中に段階的に実装していく方針のようだ。また正式リリースにおいても価格は改定されず、早期アクセス時点での価格を維持し続ける方針を示している。
『Horror Tales Eats The World』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信予定。