呪いの絵画少女ホラー『まつろぱれっと』コンソール/Steam版11月15日配信へ。機嫌を損ねると殺される、恐ろしい絵と過ごす7日間

ケムコは11月8日、『まつろぱれっと』コンソール/PC版を11月15日に発売すると告知した。呪われた絵画の女の子と過ごすホラーアドベンチャーゲームだ。

ケムコは11月8日、『まつろぱれっと』コンソール版を11月15日に発売すると告知した。同作はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、通常価格税込1430円で発売予定。スマートフォン版をベースに、新規エピソードも追加されている。また発表にあわせて、各コンソール向けのストアページも公開中だ。

『まつろぱれっと』は、呪われた絵画の女の子と7日間を過ごす、ホラーアドベンチャーゲームである。本作の世界には、呪われた少女の絵画が存在していた。女の子の描かれた絵画は未完成であり、彼女は自分を完成させられる人間を待っている。しかし彼女は気難しく、これまでに犠牲者を出しているのだという。本作で主人公の画家は暗いアトリエに囚われ、絵画の女の子と過ごす。過去の犠牲者の記録を頼りに、女の子の絵画を彩っていく。少しでも機嫌を損なうと死に直行する、絵画の少女との呪われた7日間が繰り広げられる。


暗いアトリエに囚われた主人公は、絵画の女の子の要望に従い、魂を込めて絵を書き足していく。本作ではアトリエ内に、絵のモチーフとなるものが存在している。モチーフを見つけて、描き加える場所と色を選ぶことで、絵画を彩るのだ。

ただし絵画の女の子は気難しく、少しでも機嫌を損ねると殺されてしまう。幸いにも、主人公は携帯端末から過去の犠牲者による記録が見られる。本作では過去の犠牲者の記録を頼りに、少女の機嫌を損ねないように気をつけて死を回避していくわけだ。要素としては、本作では多数のデッドエンドが存在。主人公が迎える多彩な末路によって、絵画の女の子との7日間が彩られている。システム面では、そうしたバッドエンドが「しにざまギャラリー」に記録されていくそうだ。

 


本作は、ふりふら氏によるデベロッパーSleepingMuseumが手がけている。過去作としては、スマートフォン向けの『テラセネ』『バベルンルン』や、ブラウザ向けの脱出ゲームなどをリリース。2019年に配信した『まつろぱれっと』では、全世界累計400万ダウンロードを突破しているのだという。なお公式サイトによると、新作として『デスアンティーク』および『めくるりウィッチ』が開発中となっている。


『まつろぱれっと』コンソール版は、スマートフォン版のリメイクにあたるようだ。大きな新規要素としては、追加エピソードとして前日譚が収録。主人公が絵画の女の子と出会うよりも前、過去の犠牲者と彼女の出会いと末路が描かれるという。

また移植にあたって、画面レイアウトが縦長から横長へと変更。決定ボタン長押しによるメッセージスキップといった、操作性の向上もおこなわれているという。なおSteamのストアページによると、Steamでは簡体字中国語版が配信されていたが、リメイクにともない配信が停止になっていたという。コンソール版のリリースにあわせて、Steamでも全世界向けにリリースとなる。


まつろぱれっと』コンソール版はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、通常価格税込1430円で11月15日に発売予定だ。

【UPDATE 2024/11/8 16:10】
『まつろぱれっと』iOS/Android版の配信年を修正。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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