“ミッキーマウス風”サイコホラー『バッド・チーズ』9月2日配信へ。「お父さん」の機嫌を損ねてはいけない、悪夢のお屋敷家事手伝い

Feardemicは8月16日、ディズニーのアニメ映画「蒸気船ウィリー」の影響がうかがえるサイコホラーゲーム『バッド・チーズ(Bad Cheese)』を9月1日に配信すると発表した。

パブリッシャーのFeardemicは8月16日、インディー開発者のSimon Lukasik氏が手がけるサイコホラーゲーム『バッド・チーズ(Bad Cheese)』を9月1日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。Steam向けストアページによると、日本では時差の関係で9月2日配信となるようだ。

本作は、1920年代のカートゥーンアニメから影響を受けて制作されている作品だ。どこかで見たことのあるようなネズミのキャラクターが主人公となる。

『バッド・チーズ(Bad Cheese)』の舞台となるのは、とある一家の屋敷だ。本作の世界には擬人化された動物のキャラクターが暮らしており、主人公のネズミはその一家の子供のひとりである。ある週末にお母さんが屋敷を留守にし、主人公はお父さんや兄弟と過ごすことに。お父さんは無能だとされ、主人公はいい子らしく振舞って、お父さんを怒らせないようにしなければならない。

本作にてプレイヤーは主人公のネズミとなり、お母さんからの伝言をもとに家のお手伝いをする。たとえば、ダイニングの食器を片付けてキッチンを綺麗に掃除したり、お父さんのために薬を探したり、洗濯をしたり。不気味な雰囲気の屋敷内を探索しながら、目標達成を目指すが、お父さんの機嫌を損ねると叱られてしまう。

また、屋敷には悪魔たちが存在し、さまざまな道具を駆使して対峙しなければならないという。そのほか、お菓子やアクション人形が隠されており、それらを探す収集要素も用意される。

本作は3Dゲームではあるが、キャラクターなどはカートゥーン調の2Dグラフィックで表現されており、また全体的にレトロな雰囲気のビジュアルが採用されている。そして主人公が、太ったミッキーマウスのようなキャラクターであることも特徴だろう。公式に明言はされていないが、以下に掲載したトレイラー内にはミッキーマウスが映っているシーンがあり、モチーフとしつつホラー作品に仕上げたことがうかがえる。

上述したミッキーマウスのシーンは、ディズニーのアニメ映画「蒸気船ウィリー」のものだ。1928年に公開された同作は、米国の著作権法に基づき2023年に著作権が切れ、2024年1月1日からパブリックドメインとなった。その後、「蒸気船ウィリー」版ミッキーマウスのデザインを利用したゲームがいくつか発表されており、本作はそのひとつというわけだ。著作権とは別に商標権の問題が存在するため「ミッキーマウス」を名乗ることはできないが、モチーフとしていることは明らかであり、またなぜかホラー作品化されることが多く注目を集めることとなった。


『バッド・チーズ(Bad Cheese)』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに9月2日配信予定だ。また、PC(Steam/GOG.com)向けには体験版が現在配信中で、ゲーム内は日本語表示に対応している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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