巨大ロボを“生活にいかす”荒野サバイバル『Hello Sunshine』発表。日除けにしたり暖房にしたり、ロボと絆を育む過酷旅

Red Thread Gamesは3月13日、『Hello Sunshine』を発表した。Steam向けにリリース予定で、発売日は未定。日本語表示に対応する予定だ。本作は巨大なロボットと旅をするサバイバルゲームだ。

デベロッパーのRed Thread Gamesは3月13日、三人称視点サバイバルRPG『Hello Sunshine』を発表した。発売日は未定。対応プラットフォームはPC(Steam)で、Steamストアページによると日本語表示への対応が予定されている。ソロプレイのほか、フレンドとの協力マルチプレイにも対応するようだ。

『Hello Sunshine』は企業帝国「Sunshine」の廃墟を舞台にしたSFサバイバル。プレイヤーは企業の「最後の従業員」となり、世界の運命を決めるため、旅路の果てにあるとされる白い塔を目指して歩き続ける。シャットダウンされることを拒む巨大機械によって支配された過酷な世界を生き抜く作品だ。

本作の世界には灼熱の太陽が存在しており、身が焼けるほどに大地を照りつけている。危険な日差しを耐え抜くために、プレイヤーは戦闘兵器である巨大ロボットの陰に隠れながら荒野を移動する必要がある。一方で夜は逆に極寒となるため、サービスステーションで充電中のロボットのそばで暖を取り、キャンプしなくてはならない。また、探索の中で補給物資や貯蔵ユニット、倒れた戦闘兵器などから物資を集めてパーツに分解。それらを用いて装備やツールをクラフトできるようだ。さらに、タスクをこなして従業員レベルを上げると、企業の残したさまざまなサービスが少しずつ開放されていくという。企業による豊かな「福利厚生」を享受しよう。

ロボットには修理やアップグレードの要素があり、センターや防御システムなどを強化したり、さらにはデカールや塗装などを施して見た目をカスタマイズすることもできる模様。初めはプレイヤーのことを仲間だと認識してくれないロボットのお手入れをしていくことで、徐々に絆を育んでいくのだ。そのうちプレイヤーを持ち上げて障害物を乗り越えさせてくれたり、さまざまな脅威から守ってくれたりするという。

公開されたティーザー映像ではロボット同士で激しい戦闘をおこなうシーンが映っており、どのような戦闘システムとなるのかは気になるところだ。本作は世界の謎に迫るミステリーの要素も含んでいるとされ、「巨大ロボットとの旅」などとあわせ、魅力的な設定に多くのユーザーから注目が寄せられている。

Red Thread Gamesは過去に『DUSTBORN』などの作品を手がけてきたデベロッパー。『DUSTBORN』はロボットが運転する観光バスに乗り、分断されたアメリカを横断するロードトリップに挑むという作品だ。2024年にリリースされた同作は、『Detroit: Become Human』などで知られるQuantic Dreamがパブリッシングをおこなったことでも話題になった(関連記事)。今回発表された『Hello Sunshine』も、「放浪」や「ロボット」などの共通項を持っており、同スタジオが表現したいディストピア・終末世界的な世界観が見えてくるかもしれない。

『Hello Sunshine』はPC(Steam)向けに近日登場。日本語表示への対応も予定されている。

【UPDATE 2025/3/14 17:40】
開発スタジオに関する記載を調整

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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