『ガンダムブレイカー4』発売後さっそく大盛りあがり。自由自在の“俺ガンプラ作り”が人気博すも、課題もあり


バンダイナムコエンターテインメントは8月29日、創壊共闘アクションゲーム『ガンダムブレイカー4』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4で、通常版の価格は7700円(税込)。本作は課題点も指摘されているものの、盛り上がりを見せているようだ。

『ガンダムブレイカー4』は、ガンダムのプラモデルであるガンプラをモチーフとした創壊共闘アクションゲーム『ガンダムブレイカー』シリーズの最新作だ。PvP要素の導入やそれに伴うゲームサイクルの変化に批判も寄せられた『New ガンダムブレイカー』から、約6年ぶりのシリーズ新作となる。前作でのフィードバックをもとに、『ガンダムブレイカー4』はPvE要素を主眼に置いた作品になっているという(関連記事)。


本作ではソロプレイおよび最大3人でのオンライン協力プレイに対応する。プレイヤーは250機以上の機体からパーツを組み合わせ、またウェザリングやペイント、パーツの位置・サイズ調整などを施して独自のガンプラを作成可能。パーツは全11か所に分けられ、ガンダムの頭にザクの体を組み合わせたり、左右の腕に別々のパーツを設定したりといったこともできる。

そして、作成した“俺ガンプラ”でミッションに挑戦。特定の目標の撃破や、敵機体の殲滅などのミッションが用意され、コンボや各種スキルを駆使して戦う。また本作では、左右で異なる武器を装備する二刀流アクションが可能に。ミッションで敵を倒せば、敵ガンプラのパーツを収集でき、獲得したパーツにはアビリティがランダムで付与される要素も用意される。

本作は本日8月29日にリリースされてから、さっそくプレイヤーが集まっているようだ。SteamDBによれば、同時接続プレイヤー数がピーク時で1万4546人を記録。さっそく多数のプレイヤーで賑わっている。また本作はNintendo Switch/PS5/PS4向けにも発売されている。ほかのプラットフォームでもSteamと同様の傾向であれば、発売直後からかなりのプレイヤー数を集めているだろう。

またSteamユーザーレビューについては本稿執筆時点で約300件が寄せられている。そしてそのうち78%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得している。なおレビューにおける使用言語の割合では約60%が英語圏からとなっており1位、続いて約12%で日本語、そして約9%で中国語(簡体字)、約5%で中国語(繁体字)が続いている。Steamでは特に英語圏のユーザーを中心にプレイされている様子もうかがえる(SteamScout)。


レビューにおいては自分で制作したガンプラで爽快に戦える点が好評を博している。ほかにも撮影においては新たに「ジオラマモード」も追加されており、こだわりの一枚を撮影できる点も好評を博している。また国内SNS上でも盛り上がりを見せており、思い思いのこだわりの“俺ガンプラ”が共有されているほか、想像や妄想を機体として実現できるといった持ち味も評判となっている。パーツに応じて「ガンダム」シリーズの機体のさまざまな武装を使えるといったカスタマイズによる多彩な性能の変化も注目されているようだ。

一方で、レビューやSNS上ではいくつか課題点も指摘されている。特にメニューのUIなどの操作性や、PC向けの最適化といった点は、課題として挙げられている様子だ。またカスタマイズ面でも、細かな部分の色を変更したいといった声は一部みられる。

なお先述の通り本作は『New ガンダムブレイカー』で寄せられたユーザーのフィードバックを取り入れて開発された作品だ。またファンから高い評価を得ている『ガンダムブレイカー3』についても、アップデートを重ねてブラッシュアップがおこなわれていた。そうした背景もあってか、課題点を指摘するユーザーからは、あわせてアップデートでの改善を期待する声も一部見られる。本作ではDLCのほか、リリース後も無料アップデートで新コンテンツの追加がおこなわれると発表されている。そうしたアップデートを通じて、課題として指摘された点が改善されていくかも注目されるところだろう。

『ガンダムブレイカー4』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4向けに販売中だ。