『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』Ver2.10アプデではファスティバに“発生5フレーム投げ技”到来など超強化。バザラガも大幅強化など、一部キャラの激変含むパッチノート公開

Cygamesは5月27日、『Granblue Fantasy Versus: Rising(GBVSR)』のパッチノートを公開した。バランス調整では、ファスティバやバザラガの強化を含む変更がおこなわれている。

Cygamesは5月27日、『Granblue Fantasy Versus: Rising(グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-、GBVSR)』の最新情報を公開した。アップデートVer 2.10では、新キャラクター・ガレオンの追加やランクマッチの刷新が実施。バランス調整では、ファスティバやバザラガの強化を含む変更がおこなわれている。

『GBVSR』は、Cygamesより配信中の『グランブルファンタジー』の世界をベースとした、対戦格闘ゲームシリーズの最新作だ。本作でも前作『グランブルーファンタジー ヴァーサス』同様、ワンボタンで必殺技を出せるといった遊びやすい仕組みや、美麗な3Dグラフィックによって『グラブル』のキャラクターたちのバトルが格闘ゲームとして表現されている。前作からの変更点としては、本作でダッシュ攻撃やブレイブリーポイントといった新要素の追加によって、試合展開がスピードアップ。オンライン対戦では、離れた相手とも遊びやすいロールバックネットコードや、PS/Steam間のクロスプレイに対応している。前作よりも攻めやすく、遊びやすく進化した新作となっているわけだ。プレイアブルキャラクターは、DLCを含めて30名以上が登場。パーティーゲームモード「ぐらばとっ! 」など、格闘ゲーム以外の遊びも特徴だろう。

Ver 2.10では、バトル・キャラクター調整が実施される。今回の調整方針はVer.2.00から引き続き、リスク・リターンのバランス精査と見直しが中心となっている。前回大きな個別調整のなかったキャラクターへの調整もおこなわれているようだ。

キャラクター個別の調整では、まずファスティバが強化された。投げ技「スクリュー・ジュエルバスター 」弱版の発生が7フレームから5フレームに変化している。弱および中版の突進技「漢女のラリアット」は移動速度と移動距離が増加。飛び道具への対抗手段として「愛のヘッドバット」は飛び道具アーマーの時間が延長されて、飛び道具を消した際の奥義ゲージ増加量も向上となった。弱版の発生が5フレームになった「スクリュー・ジュエルバスター 」については、主な反撃手段が打撃技となっていたため、攻めの選択肢や反撃手段として用途を増やしたとのこと。発生の早い技に強化されたことで、ファスティバとの対戦時には技の振り方に気をつける必要がありそうだ。2Uの発生が早くなる調整や、「真心のボディ・スラム」のダメージ増加といった調整もおこなわれている。

バザラガも強化対象となっている。大きな注目点としては、アーマー技のソウルフォージが仕様変更された。新しくソウルフォージゲージが追加。同ゲージは、ソウルフォージ効果の発生するアクションを使用すると減少し始め、ゲージが無くなるまで効果が持続するようになった。

ソウルフォージは、発動時に相手の攻撃を2回までアーマー状態で受けられる特殊技だ。ソウルフォージアイコンの消費によって、一部技へのアーマー付与が可能である。

そんなバザラガであるが、パッチノートによると従来のソウルフォージでは、アイコン消費の関係上アビリティでの使用が主となり、通常技のタメ攻撃に付与されるアーマーを活かしきれなかったのだという。今回ゲージ方式に変更となったことで、アーマー効果が残った状態でのソウルフォージ発動なども可能。アーマーを活かしたより幅広い立ち回りができるようだ。

ソウルフォージについては強化だけではなく、あわせてソウルフォージ動作中の攻撃範囲が縮小。遠距離中攻撃は前進するようになり、飛び道具「バタリアンズ・オブ・フィア」の発生が早くなるといった強化もおこなわれている。

個別のキャラクター強化ではベルゼバブは飛び道具やハイジャンプ、ヴェインは盾の大型化や持続時間の増加などが実施。ニーアについては、デスが消失したあとのゲージ回復速度が上昇し、オミノスターン空振り時のデスの移動量が減少している。またベアトリクスは、強ライディングフリーの硬直増加などが実施。ヴェルサシアは強アビリティの立ち回りが強すぎたなどとして、調整がおこなわれている。

 


そのほかVer 2.10アップデートでは、告知どおりDLCキャラクターとしてガレヲンが登場する。ガレヲンは多彩な投げ技や、特殊技と連動して岩を落とす設置技「落石」などをもつキャラクターだ。Cygamesのクリエイティブ・ディレクターである福原哲也氏のコメントによると、投げキャラというと取っ付きづらい印象があるものの、手触りが面白いキャラクターに仕上がっているため、ぜひ触ってみてほしいそうだ。ガレヲンについては、キャラクターガイドも公開中となっている。

またVer 2.10では、ランクマッチが、従来のアイコン式からポイント形式へと仕様変更される。昇格戦などもなくなり、遊びやすくなるそうだ。ほかにも機能改善なども実施予定。アップデート内容の全文については公式のパッチノートを確認してほしい。

GBVSR』は、PS4/PS5/PC(Steam)向けに発売中。アップデートVer.2.10は、5月28日に配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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