『S.T.A.L.K.E.R. 2』今年もさっそく大型アプデ、1700項目以上の大改修。放浪NPCが「死体から略奪」するようになったりA-Lifeさらに改善

GSC Game Worldは2月14日、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』に向けてパッチ1.2を配信した。1700以上の項目が修正・調整されている。

デベロッパーのGSC Game Worldは2月14日、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』(以下、S.T.A.L.K.E.R. 2)に向けてパッチ1.2を配信した。1700以上の項目が修正・調整されている。

本作は、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。主な舞台となるのは、チョルノービリおよびその周辺の立入禁止区域「ゾーン(The Zone)」だ。プレイヤーはストーカー(S.T.A.L.K.E.R.)と呼ばれる、一攫千金を狙う者たちのひとりとなって、貴重なアーティファクトなどを求め危険地帯に飛び込んでいく。プレイヤーは凶暴なミュータントや「アノーマリー」と呼ばれる存在などのほか、武装した派閥間の争いも切り抜けつつ、広大なオープンワールドを探索していくのだ。


今回配信されたパッチ1.2は本作にとって2度目の大型アップデートとなる。内容としては膨大な項目の修正・調整がおこなわれており、1700項目に及ぶとのこと。ユーザーからのフィードバックも参考に、バランス、クエスト、パフォーマンス面などに調整が加えられたそうだ。またゾーンにいる敵クリーチャーやNPCたちの行動がシミュレートされるシステム「A-Life」についても引き続き改善が施されている(関連記事)。

おもな修正項目として、A-LifeのNPCが死体に近づくことができないバグや、ほかの派閥のNPCの死体を漁れない問題が修正。これにより、NPCが別のNPCの死体から略奪してひとりでに装備を強化していくようになるそうだ。またA-LifeのNPCは味方のNPCを回復しない不具合も修正されているそうで、敵にすると従来より手強い存在となるだろう。一方でA-LifeのNPCがクエストのあるロケーションに侵入してくる問題は修正されているとのこと。クエストの邪魔をされる可能性は減っているかもしれない。


またメインクエストに関してはあわせて300項目以上の不具合が修正。進行不能バグから細かな問題まで、修正は多岐にわたる。サブクエストについては繰り返し受けられるクエストの報酬の調整などもおこなわれたそうだ。またミュータントの手足を撃つと伸びる可能性がある不具合など、不思議な異常現象も修正。そのほかアニメーションの修正など変更点は多種多様で、詳細はパッチノート(英文)を確認されたい。

なお本作に向けては今後新規コンテンツも追加予定。昨年末の告知を見るに、近日中にロードマップが公開予定と見られる。将来的にはマルチプレイモードの実装も予定されており、今後の展開も注目される。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに販売中だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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