『フォートナイト』の有名リーク者、なんとEpic Gamesのアソシエイトプロデューサーだった。未公開情報を漏洩、がっつり契約違反で提訴される
Epic Gamesは3月6日、『フォートナイト』のリークをおこなっていた人物を提訴したと発表した。

Epic Gamesは3月6日、『フォートナイト』のリークをおこなっていた人物を提訴したと発表した。公開された訴状によると、被告はEpic Gamesより業務委託を受け、アソシエイトプロデューサーとしてプロジェクトに従事していた人物だという。
『フォートナイト』はEpic Gamesが運営する基本プレイ無料のバトルロイヤルシューター。プレイヤーは最大100人が降り立つフィールドで戦い、最後の1人となることを目指す。資材を集めて足場を構築する建築要素が特徴だ。登録プレイヤー数は5億人を超えているとされ、世界的に極めて高い人気を有する。同作はシーズン展開のあるライブサービスゲームとして運営されており、他IPとのコラボレーションも活発におこなわれている。
Epic Gamesは現地時間の3月5日、そんな『フォートナイト』の未公開情報を漏洩したとして、Hayden Cohen氏を対象に提訴。アメリカ・ノースカロライナ州東部地区連邦地方裁判所に訴状を提出したと発表し、その訴状を公開した。訴状によると、被告のCohen氏は人材派遣会社を介してEpic Gamesと契約していた業務委託のスタッフ。アソシエイトプロデューサーとしてEpic Gamesのプロジェクトに従事していた人物だという。
Epic Gamesの訴えによると、Cohen氏はAdiraFNおよびAdiraFNInfoというアカウント名で、2026年1月から2月にかけてSNS上で活動。XおよびDiscordで『フォートナイト』のリークをおこなっていたという。リークは数十回に渡って実施され、人気アニメ「サウスパーク」と『フォートナイト』のコラボレーションに関する情報など、当時未公開の機密情報を漏洩。投稿は数百万回のエンゲージメントを記録するなど、広く閲覧されたとのこと。

Epic Gamesは同リークアカウントの情報源がCohen氏によるものだと特定して、同氏のEpic Gamesのシステムへのアクセスを遮断。2月20日付けでCohen氏宛てに警告書を送付し、機密情報へのアクセスに使用したすべてのデバイスの提出や、機密情報を開示したすべての個人の特定を求めた。しかし訴状提出の時点で、Cohen氏はこれらの要求に完全には応じていないという。
Cohen氏はEpic Gamesとのあいだに秘密保持契約(NDA)を結んでおり、こうした行為は明確な契約違反であるとEpic Gamesは指摘。リーク行為により本来意図していたプロモーション計画を遂行できず、『フォートナイト』プレイヤーの興奮とエンゲージメントが減退したとする。さらにコラボレーションパートナーによるEpic Gamesへの信頼も損なわせ、将来のコラボレーション相手を確保する力も危険に晒されたとしている。

こうしてEpic GamesはCohen氏に対して、契約違反のほか、米国連邦法における営業秘密の不正取得や、ノースカロライナ州法における不正競争法の違反などを理由として訴訟を提起。機密情報の破棄と損害賠償の支払いおよび裁判費用の負担を求めている。なお、具体的な賠償額については訴状では主張されていない。
上記の経緯はEpic Gamesが提出した訴状に基づいていることには留意されたい。Cohen氏側は対応を発表しておらず、今後事実関係などが争われる可能性もある。『フォートナイト』のリークアカウントの運営者が、アソシエイトプロデューサーとしてEpic Gamesのプロジェクトに従事していた人物だったとする今回の裁判。訴訟の行方が注目される。
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