『ファイナルファンタジーVII リバース』PC版は「シリーズ最高レベル」の盛況。美麗グラフィックをさらに強化、でも低めスペックにも対応したスピーディー移植

スクウェア・エニックスは1月23日、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに『ファイナルファンタジーVII リバース』をリリース。本作はSteamに登場している『FF』シリーズと比較しても、シリーズ最高レベルといえる高い人気を誇っている。

スクウェア・エニックスは1月23日、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに『ファイナルファンタジーVII リバース』(以下FF7リバース)をリリースした。本作PC版は、シリーズ最高レベルの出足を誇っているようだ。

『FF7リバース』は、『ファイナルファンタジーVII』のリメイクシリーズ三部作の二作目だ。前作『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7リメイク)の舞台となったミッドガルを脱出したクラウドたちは、宿敵であるセフィロスの影を追って広大な世界を旅する。

本作は2024年2月にPS5向けに発売され、レビュー集積型サイトMetacriticのメタスコアで100点満点中92点、ユーザースコアも10点満点中8.9点を獲得。PlayStation Storeの評価でも、約4万6000件の評価で星4.7を叩き出すなど、高い人気を誇っていたわけだ。

そんな『FF7リバース』が1月23日、前作『FF7リメイク』に続いてPC向けに登場した。PC向けに登場しても本作の人気は変わらず。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは約2100件中80%の好評で「非常に好評」ステータスを獲得。ストーリーや演出が高く評価されている。またパフォーマンスについても、一部環境での相性が悪いとの指摘などが寄せられてはいるがおおむね好評。ライティングの調整やテスクチャ密度の向上によるグラフィック強化が押し出されつつ、ミドルスペック程度のPCでも問題なく動くような各種設定もフォローされている(弊誌による本作PC版レビュー)。

また同時接続プレイヤー数も目を見張るものがある。SteamDBによると、『FF7リバース』は発売直後にすぐさま2万人以上のプレイヤーが本作を遊んでおり、ピーク時では3万1559人を記録している。

なお前作『FF7リメイク』は、SteamDBのデータを参照すると、ピーク時の同時接続プレイヤー数が1万3803人となっている。また昨年9月にSteamおよびEpic Gamesストアに登場した『ファイナルファンタジーXVI』は、ピーク時で2万7508人のプレイヤー数を記録している。加えてSteamに登場しているすべての『ファイナルファンタジー』シリーズ作品と比較しても、『FF7リバース』の最大同時接続プレイヤー数は『FF14』に次ぎ2位。『FF7リバース』PC版の人気はシリーズ最高レベルということができるだろう。

ちなみに本作のPC向けへの展開についてディレクターの浜口直樹氏が伝えるところでは、“移植担当”がチームとして存在したわけではなく、開発メンバーが三部作の開発と兼任しつつ担当していたのだという。また追加DLCの発売をせずに移植作業を優先したことで、前作より比較的スピーディーな移植ができた、とも語っている(弊誌インタビュー記事)。素早い対応や経験豊かなチームによる作業によって、高品質なPC移植が達成されたのかもしれない。

『ファイナルファンタジーVII リバース』はPC(Steam/ Epic Gamesストア)およびPS5向けに販売中だ。なおPC版では2月6日まで定価の30%オフで購入可能なセールが実施中となっている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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