本格農業シム『ファーミングシミュレーター 25』Steamで連日プレイヤー数10万人超えの大盛況。稲作やヤギなどの新要素、そしてパワーアップしたリアル表現でみんな農作業に没頭
デベロッパーのGIANTS Softwareは11月12日に『Farming Simulator 25(ファーミングシミュレーター 25)』をリリースした。日本国内、およびアジア向けにはセガが製造・販売を担当している。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。本作はリリースから連日多くのプレイヤーに遊ばれており、盛況を博している。
『Farming Simulator 25(ファーミングシミュレーター 25)』は、400を超える実在メーカーのさまざまな農業機械を使って、広大な土地でのリアルな大規模農業を体験できる作品だ。ソロプレイおよび最大6人でのオンライン協力プレイに対応。農業だけでなく、畜産業や林業なども通じ、自らの農場を管理・発展させていく。本作では20種類以上の作物を作ることができるほか、牛や羊、豚、ニワトリ、馬などの家畜を育てることも可能。新たな生産チェーンや建設ミッションも追加されている。
さらに本作では新エリアとして「東アジアエリア」が登場。新規の農作物や動物には米やほうれん草、バッファロー、ヤギなどが追加され、『ファーミングシュミュレーター』シリーズにて、ついに公式に稲作が可能となった。なおこれら各種新要素については、セガ公式YouTubeにてひとつずつ動画で紹介がおこなわれている。
そんな本作は11月12日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けにリリースされ、さっそく人気となっている。SteamDBによればリリース後から多くのプレイヤーが集まり、連日ピーク時には同時接続プレイヤー数が10万人を超える盛況となっている。PC/コンソール向けへの4年振りとなる新作ということもあって、多くのユーザーから注目を集めていたものと思われる。
さらにレビューではシリーズにおける“進化”を評価したものが多い。本作では土壌シミュレーションの進化として轍、つまり車両の通った跡が重量に応じて変化しタイヤには泥が詰まる。また耕運の際も土壌の動きが非常にリアリティあるものとなっており、リアルな“土いじり”ができる点が高い評価を博している。さらに農作業などを手伝ってくれるAIヘルパーの挙動が改善。やや大胆な挙動も見られるものの、与えた農作業のタスクをしっかりやり切ってくれると好評だ。
なおSteamユーザーレビュー全体を見ると、本稿執筆時点では約3800件中好評が71%の「やや好評」ステータスとなっている。主にPC版におけるパフォーマンス面での課題が目立つ点が指摘されているようだ。一部環境でフレームレートが急落するという報告や、バグやクラッシュが発生したという事例が寄せられている。
とはいえ前作にあたる『Farming Simulator 22』では継続的なアップデートで不具合なども根強く修正されてきた経緯がある。同作は本稿執筆時点で約5万9000件中92%が好評とする「非常に好評」ステータス。新作『Farming Simulator 25』についても先述の通りゲーム内容についてはおおむね好評であり、パッチによって評価が上昇していく可能性もあるだろう。今後のアップデートにも期待したいところだ。
『Farming Simulator 25(ファーミングシミュレーター 25)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中だ。PS5向けにはパッケージ版も販売されている。