『Fallout 76』国内Xbox版にて、なぜか一時販売された“おま国”サブスク「Fallout 1st」が更新不可となり困惑生じる。約1年8か月間更新可能だったのに、突然の終了

日本国内のXbox/Microsoft Store版『Fallout 76』において「Fallout 1st」に加入・更新できなくなっているとの読者報告があり、SNS上でも同様の報告が見受けられる。

日本国内のXbox/Microsoft Store版『Fallout 76』において、サブスクリプションサービス「Fallout 1st」に加入・更新できなくなっているとの読者報告があり、SNS上でも同様の報告が見受けられる。本サービスはほかのプラットフォーム向けの展開後も長らく日本のXbox向けには提供されていないが、一時期のみXboxユーザーも契約可能だった期間が存在していた。ところが公式からの明確な告知がないまま、利用できていたサービスが停止されたかたちとなり、サービス利用者の間で混乱が広がっている。

『Fallout 76』は、Bethesda Game Studiosが開発を手がけるマルチプレイ型オープンワールドRPGだ。舞台となるのは核戦争から26年後のアメリカ・ウェストバージニア州。Vault 76から地上に出たプレイヤーは、荒廃したアパラチア・ウェイストランドで他のプレイヤーと協力しながら、合衆国再建を目指すことになる。本作では、各サーバーに最大32人のプレイヤーが参加可能となっている。

「Fallout 1st」は、同作において提供されているサブスクリプションサービスだ。加入することで、無限にクラフト素材や弾薬を収納できる専用ボックス、簡易拠点として設置可能な「サバイバルテント」、ゲーム内通貨「Atoms」の定期付与などの特典を受け取れる。また、シーズン制コンテンツではFallout 1st加入者限定の報酬も用意されており、プレイ体験に直接影響する要素も少なくない。

Fallout 1stは日本では2019年にサービスが開始され、当初はPlayStation 4版およびPC(Bethesda.net)版のみの提供となっていた。すでにサービスが開始されていたXbox One版については、2020年に提供開始予定と公式X(旧Twitter)にて告知されていた。

しかし、その後Fallout 1stに関して公式から続報は案内されていない状況だ。現在『Fallout 76』はXbox Series X|Sでもプレイ可能であり、2020年7月にはMicrosoft Store版も配信されたが、いずれのMicrosoft系プラットフォームでもFallout 1stは契約不可のままとなっていた。一方、2020年4月に配信されたSteam版では契約が可能である。つまり、日本国内ではMicrosoftが提供するプラットフォームのみFallout 1stが利用できない状況が続いていたことになる。なお、期間限定で実施されるFallout 1stの無料体験期間に限っては、XboxおよびMicrosoft Store版ユーザーも特典を利用できていたようだ。なおBethesdaサポートのページには、日本国内ではMicrosoft PC版およびXbox版でFallout 1stが利用できないことが明記されている。

Image Credit: Bethesda.net on Web

こうした状況の中、2024年4月に突如として、Microsoft StoreおよびXboxのストアページからFallout 1stが契約可能となった。その後およそ1か月で該当ページは閲覧不可となったものの、閲覧可能なタイミングでは国内からも通常の手順で契約が可能となっていた。実際に契約できたという報告や、ストアページのスクリーンショットを含む投稿もSNS上で複数投じられている。

Image Credit: Xbox on Web

当該期間に契約したプレイヤーは、解約すると再契約はできないものの、解約しない限りFallout 1stのサービスを継続的に利用できていたようだ。なお、国内から一時的にFallout 1stの契約が可能になったタイミングは2025年12月にも確認されており、こちらも数週間で提供が停止されている。

混乱が生じたのはその後である。2025年12月後半から現在にかけて、Xboxコミュニティにて「Fallout 1stが更新できなくなった」「サブスクリプション管理画面から項目が消え、強制的に解約された」といった報告が相次いだ。Bethesdaに問い合わせたというユーザーの冷凍ねずみ氏によれば、サポートからは「誤って販売されていた期間があった」との回答があったという(note)。本来提供予定のなかったFallout 1stが、何らかの理由で一時的に契約可能となり、その後是正措置として停止された、という説明を受けたそうだ。公式な告知がないまま、利用できていたサービスが突然停止されたことに対し、利用者から落胆の声が広がっている

なお、関係性は不明ながら、2024年4月および2025年12月には、それぞれFallout 1stの初回限定セールが実施されていた。海外ではXboxおよびMicrosoft StoreでもFallout 1stに加入できることから、価格調整や販売設定の過程で、誤って日本国内でも契約が可能になっていた可能性も考えられる。ただしあくまで状況からの推測に過ぎず、なぜ一時的に契約可能になる不具合が生じたのかについて公式からの説明はなされていない。

なお『Fallout 76』は先述のとおりSteam版およびPS版であればFallout 1stに加入することが可能ながら、プラットフォーム間のクロスプレイおよびクロスセーブには対応していない。現時点ではクロスプレイ・クロスセーブ対応の予定については明かされたことはなく、過去に海外メディアFRVRのインタビューで、開発者が技術的な難しさを理由に挙げていたこともあった。そのため、2024年4月からFallout 1stに加入していたXboxユーザーにとっては、同サービスを利用し続けるためには別のプラットフォームで新たにプレイを始める必要がある状況だ。Fallout 1stに加入せずプレイを続けるか、長らくプレイしたアカウントとは別のアカウントで1からプレイを始めるかを迫られる点も落胆の声が寄せられている要因といえる。

発売から約7年、Fallout 1stのサービス開始からも6年以上が経過した『Fallout 76』。日本のXboxユーザーからは、依然としてFallout 1st提供を望む声が根強く存在している。今後、公式から何らかの説明や対応が示されるのか、引き続き注視されるところだ。

『Fallout 76』はPC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

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Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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