『8番出口』なんとスマホ版発表、iOSではサプライズ配信開始。ついに“本家”『8番出口』をスマホで遊べる

PLAYISMは3月28日、『8番出口』をスマートフォン版を発表した。iOS版はApp Storeにて400円ですでに配信中。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは3月28日、『8番出口』をスマートフォン版を発表した。iOS版はApp Storeにて400円ですでに配信中。Android版についても、Google Playにて配信予定だ。

『8番出口』は、無限に続く地下通路からの脱出を目指す、短編ウォーキングシミュレーターである。本作でプレイヤーは、一見何の変哲もない地下空間にいる。しかし、通路の先にはなぜか同じような空間が続いており、出口は見当たらない。主人公は、無限ループしている奇妙な地下通路に囚われてしまったわけだ。

そこで本作では、地下通路風の異界を支配するいくつかのルールに従って、脱出を目指していく。「異変を見逃さないこと」。「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」。「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」。そして、「8番出口から外に出ること」。異変を探す間違い探し風のゲームプレイによって地下通路から脱出する、奇妙な異界での体験が繰り広げられる。

本作はコタケ氏によるコタケクリエイト(KOTAKE CREATE)が制作し、2023年11月PC(Steam)版が配信開始された。記事執筆時点で、Steamのユーザーレビューでは7708件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。またその後PS4/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けにも展開。PLAYISMの発表によると、全世界累計販売本数は140万本を突破しているという。高く評価されると共に多くのプレイヤーが奇妙な地下通路へ迷い込んできたわけだ。また関連して、続編となる『8番のりば』が配信中。2025年8月29日には、実写映画版も公開予定となっている(関連記事)。

本作のスマートフォン版と関連しては2023年12月頃、PC(Steam)版しか存在しないはずの『8番出口』がなぜかApp Storeに登場する異変が発生していた。正体は、名前を騙った詐欺アプリ。本物の『8番出口』とは中身が全く異なる、偽物が登場する事態が発生していた(関連記事)。またスマートフォン向けには、本作の影響を受けた「8番ライク」なゲームもさまざま登場してきた。スマートフォン版の配信によって、ついにiOS/Android端末からも本家『8番出口』が遊べるわけだ。

『8番出口』スマートフォン版は、iOS向けに400円で配信中。Android版は配信予定となっている。また『8番出口』は、PS4/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)向けにも配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2721