『エルデンリング』DLCにて、さっそく最序盤の敵「孤牢の騎士」での被害報告続出。ご無沙汰プレイヤーに、容赦なき洗礼を叩きこむ


フロム・ソフトウェアは6月21日、『エルデンリング』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」を発売した。さっそく最序盤に登場するとある敵がプレイヤーの注目を集めているようだ。なお本稿にはDLC序盤の敵などに関する言及やスクリーンショットが含まれるため、留意されたい。

『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。広大なオープンワールドを舞台としつつ、『ダークソウル』シリーズなど同スタジオ過去作のゲームプレイを色濃く継承。ボス戦をはじめ、手強い調整となっている戦闘なども特徴だ。そして本作にとって最初で最後の大型DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。


発売されたばかりの本作にて、最序盤に登場するボスが非常に強くて“嫌らしい”として注目を集めている。墓地平原の祝福から少し北に進んだところにある「西の無名霊廟」にて戦うボス「孤牢の騎士」だ。霊体の姿をした人間タイプの敵で、大きな剣と新武器とみられる連射可能なクロスボウを装備。戦闘開始時にはやや距離が開いていることもあり、開戦早々あいさつ代わりに連射クロスボウをお見舞いされる場合も多いだろう。

そんな孤牢の騎士はクロスボウを避けて近距離戦に持ち込んだとしても火力・耐久力共に非常に高く、DLC最序盤で戦う相手にしてはかなりの強敵。また孤牢の騎士との戦闘では遺灰を使えない点でも苦戦を強いられやすいだろう。さっそくユーザーからは敗北報告が多く集まり、国内X上で「孤牢の騎士」がトレンド入りするなど話題を博している。人型の敵ゆえか、こちらの死亡後に攻撃を続ける挙動などから対人戦を思わせる“煽り”を受けたとして憎々しさをこぼすユーザーも散見される。


なお孤牢の騎士はDLCの攻略上無視して進めることも可能とみられる。西の無名霊廟が街道から逸れた場所にあることからも、見逃して進めるユーザーもいるかもしれない。ただマップ上で西の無名霊廟の南西には集落を思わせる図が描かれていたり、霊廟の前には事前情報から注目を集めていた青いミミズのような存在(関連記事)がひしめいていたりと、霊廟の発見に導くお膳立てが整えられている。霊廟ではマリカの楔とサイン溜まり、そしていわゆる“ボス霧”のセットが用意されて危険が示されているものの、うっかり足を踏み入れたプレイヤーは多いようだ。

ちなみにかくいう筆者ものこのこと足を踏み入れ、狭間の地から持ちこんだルーンをすべてロスト。相手の一撃が非常に重く、逆に与えられるダメージは少なめで本編クリア済みのデータでもかなり苦戦を強いられた。


影の地に到達したばかりのプレイヤーにさっそく洗礼を浴びせている孤牢の騎士。また本編からDLC発売まで期間が空いていたこともあり、復帰したプレイヤーが強敵に繰り返し挑んで肩慣らしをしている様子もみられる。なおDLCでは新たな強化要素として「影樹の加護」が登場している。影の地の各地で発見できる影樹の破片を祝福にて消費し、プレイヤーの攻撃力とカット率(防御力)を高めることが可能となっている。勝ち目がなさそうな場合は、いちど別の場所の探索に目を向けてみるのもよいだろう。

エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。