人気ダンジョンPvPvE『Dungeonborne』、“無限ロード”で装備ロストする被害多発。開発元は「アジアサーバーが不明なネットワーク攻撃を受けている」として、改善に取り組む


デベロッパーのMithril Interactiveは7月19日、Steamにて『Dungeonborne』の早期アクセス配信を開始した。本作は早期アクセス配信開始後、さっそく多くのプレイヤーを集めているものの、アジアサーバーではネットワーク攻撃に由来する不安定な状況が続いているようだ。

『Dungeonborne』は、PvPvE形式が採用された、一人称視点のダンジョンサバイバルゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。プレイヤーはソロあるいは最大3人でチームを組み、闇に包まれたダンジョンを探索。モンスターやほかのプレイヤーと戦いながら、ダンジョンの奥に眠るお宝を手に入れ、そして脱出することを目指す。

本作ではプレイヤーキャラクターとしてファイター・プリーストなどの7つのクラスが用意。それぞれ特徴あるスキルなどを所持しており、装備できる武器も異なる。パーティで挑戦する場合には、これらの組み合わせを考える必要もあるだろう。


本作は以前より複数回のプレイテストをおこなっており、ピーク時では最多同時接続プレイヤー数が1万6000人を突破するなど、盛況を見せていた(関連記事)。その勢いは7月19日の早期アクセス配信開始以降も継続。SteamDBによれば、連日ピーク時で同時接続プレイヤー数の3万人越えを記録している。


しかしながら7月25日には本作公式より、アジアサーバーでネットワークの問題が起きていることが発表された。具体的にはゲームのマッチング時にロード画面でロードが繰り返される、「無限ロード」の現象に遭遇するとのこと。さらにこの現象に遭遇した際、キャラクターの装備がダンジョン内で死亡した時と同様にロストされてしまう。この問題について本作公式は緊急対応を実施。7月27日には本作公式が、不明なネットワーク攻撃を受けていると声明を発表した。

なお『Dungeonborne』公式からは7月28日時点でアジアサーバーのネット状況が安定したとの発表がされたものの、いまだに不安定な状況が続いているようだ。本稿執筆時点でもSteamレビューなどでは「無限ロード」といったサーバー接続関連のエラーが相次いで報告されている。ゲームプレイにおいては高い評価を集めているものの、「無限ロード」が課題となっているかたち。

とはいえ、無限ロードによってプレイヤーがデスしてしまった場合、運営に報告することで装備の補填がおこなわれたという声もあり、現在進行形で対応が進められている模様。またアジアサーバー以外の地域のサーバーでマッチングをおこなうことで、一時的に「無限ロード」の現象を回避することが可能であるといった報告も寄せられている。対症療法的な対応がプレイヤー間や運営でとられているものの、ネットワーク問題の根本的な対処、解決にも期待したいところだ。

『Dungeonborne』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。