ドラゴンボールMOBA『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』人集まり盛況も、賛否両論スタート。マッチング不具合やエラー頻発が評価にブレーキ

バンダイナムコエンターテインメントは9月10日、『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』を配信。本作は4対4のいわゆるMOBAとなっており、ゲーム内容には一定の評価が寄せられつつ、エラーや不具合などの存在があり、賛否両論の出だしとなっている。

バンダイナムコエンターテインメントは9月10日、チーム型対戦ゲーム『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/iOS/Androidで、基本プレイ無料にて提供されている。本作はリリース直後から多くのプレイヤーが集まっているものの、マッチングエラーなどの不具合を巡って評価を落としている。

『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』は、4対4で戦うチーム型対戦ゲーム(MOBA)だ。悟空やベジータ、クリリン、ピッコロ、魔人ブウ、フリーザ、セルなど、原作でおなじみのキャラクターたちが登場し、現時点では22体が参戦。各キャラクターは、超攻撃特化のダメージ、壁となり味方を守るタンク、援護や妨害と多彩にこなすテクニカルという3つのロールに分けられている。

バトルは、両陣営の拠点が向かい合うかたちで配置されたマップを舞台に、俯瞰視点にて展開。キャラクターは試合を通じ、レベルアップして技を習得したりステータスを強化したりするシステムが特徴。各ヒーローが持つ技を駆使しつつ、最終的に敵陣地最奥にあるドラゴンボールをゲットしたチームが勝利となる。また試合開始前には追加の特殊ルールが追加される「カミドロー」というシステムなども存在し、試合ごとに異なるゲームプレイが展開される。

メインのバトルルール以外にも複数ルールが存在。3つある陣地を奪い合い敵チームよりも先に規定ポイント獲得を目指す「ジントレ」、ステージに隠された3つの宝箱をめぐり、それを見つける側と阻止する側に分かれて対戦する「サガシロ」などがある。

本作は今年6月に発表され、9月10日にリリースされた。SteamDBによればさっそく多くのプレイヤーが参戦。ピーク時には1万3908人が集まる盛況を見せており、ロケットスタートを切っているといえる。

その一方で評価面では苦戦しているようだ。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約720件中65%が好評とする「賛否両論」ステータス。本作では有名なキャラからニッチなキャラまで混在しており、バラエティ豊かで、キャラ衣装やアニメーション演出などはゲーム内通貨と交換するかたちでカスタマイズが可能だ。そのほか複数ルールが用意されていることや、ロールを決めてからマッチングする、いわゆるロールキューが実装されていることもあり、編成が大きく乱れることはない。そうしたゲームプレイや演出面などは一定の評価を獲得している。しかし、マッチングエラーや、商品購入ができないといったシステム面の不具合が多数報告されているほか、そもそもマッチに接続しにくいといった現象もみられ、不評レビューにつながっているかたちだ。

こうした不具合について、本作公式アカウントは事象を把握しているようで、解消に向けて対応している旨も伝えられている。現在でもユーザーからは接続不具合などが報告されている状況にあり、解決が望まれるところだろう。不具合修正などにより、評価が上向くかといった点も注目される。

『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/iOS/Android向けに配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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