『DOOM + DOOM II』のパッケージ版、なんと「箱そのもので『DOOM』をプレイできる」数量限定版も発売へ。箱さえ開ければそのまま『DOOM』
Limited Run Gamesは4月11日、『DOOM + DOOM II』パッケージ版を発表。豪華版ではなんと「パッケージの箱」そのものが『DOOM』をプレイできるデバイスになっているという。

Limited Run Gamesは4月11日、『DOOM + DOOM II』パッケージ版を発表し、日本時間4月18日23時に予約受付開始すると告知した。豪華版ではなんと「パッケージの箱」そのものが『DOOM』をプレイできるデバイスになっているという。
『DOOM』『DOOM II』はid Softwareが開発したFPSゲームだ。『DOOM』は1993年、『DOOM II』は1994年にそれぞれMS-DOS用向けにリリースされ、後に生み出されるゲームに大きな影響を与えたFPSジャンルの金字塔である。2024年8月9日には現行プラットフォーム上で動作するアップグレード版『DOOM + DOOM II』がリリースされ、最大16人までのオンライン要素の実装なども相まって話題となった。
今回発売されるのはそんな『DOOM』のアップグレード版を含む『DOOM + DOOM II』の物理パッケージ版である。バリエーションは通常サイズのパッケージとなる「Standard Edition」、往年のPCゲームのパッケージを再現した箱にいくつかの特典も封入される「Big Box Edition」、そして666個限定の「Will It Run Edition」の3種類だ。
このうち「Will It Run Edition」は、666.66米ドル(約9万5000円)という強気な価格設定。パッケージ版の本作に加えて多数の豪華な特典が付属しており、カセットテープのサウンドトラック、浮遊するカコデーモンフィギュア、トレーディングカードパックなどが含まれている。そして注目したいのはその「箱」だ。なんと箱そのものが、『DOOM』が動作するデバイスになっているという。さらに極めつけは“携帯用カコデーモン”で、こちらも『DOOM』をプレイ可能なデバイスとなっているようだ。パッケージ版も含めて、1箱に3つの『DOOM』が収録されているわけだ。


ちなみに『DOOM』はソースコードが公開されており、さまざまなデバイスやソフト上に移植して動作させることそのものがユーザー間で長年楽しまれてきた。OSを介さずBIOSで動作する『DOOM』や、電動歯ブラシ上の『DOOM』、表示するだけに限れば腸内細菌をコントロールしてDOOMを映し出したなどという例も存在する。弊誌でも過去に幾度となく記事として取り上げており、「キャプチャ認証」版や「妊娠検査キット」版といった奇抜なユーザー移植を紹介してきた(関連記事1、関連記事2)。今回はまさかの公式パッケージ版の豪華版特典として、風変わりな“移植”がおこなわれた格好だ。
「Will It Run Edition」を含む『DOOM + DOOM II』の物理パッケージ版の予約受付は、日本時間4月18日23時に開始、日本時間5月19日13時59分に終了する。リージョンフリーとのことなので、日本からでも購入可能となる見込みだ。
なお『DOOM + DOOM II』の対応プラットフォームはPC/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。今回のパッケージ版はNintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに展開されるものの、「Big Box Edition」「Will It Run Edition」はSteamのコードが付属するPC版も発売予定だ。