スーパーヒーロー「派遣」ゲーム『Dispatch』10月22日リリースへ。ヴィランのリハビリやオフィスの人間関係にも気を配る、裏方ヒーロー物語
AdHoc Studioは9月17日、『Dispatch』を10月22日に発売すると発表。本作はスーパーヒーローの派遣センターで、ヒーローやヴィランなどの面倒を見つつ働く作品だ。

デベロッパーのAdHoc Studioは9月17日、『Dispatch』を10月22日に発売すると発表。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。Steamストアページ表記によれば、日本語表示に対応予定のようだ。
『Dispatch』は現代のロサンゼルスを舞台に、スーパーヒーローの派遣センターで働く作品だ。ヒーローとしてではなく、ヒーローの派遣担当者としての仕事を担う。本作の主人公は、「メカマン」とも呼ばれているロバート・ロバートソン。彼のメカスーツは、宿敵との戦いにて破壊されてしまったため、スーパーヒーローの派遣センターで働くことになる。緊急事態の現場にヒーローを派遣したり、元スーパーヴィランたちのリハビリを担当したり、オフィス内の人間関係を管理したりといったオフィス仕事をしつつ、メカスーツを再建して宿敵への復讐のチャンスを狙う。

派遣センターには個性豊かなヒーローが在籍。得意とする分野といった能力の違いだけでなく、欠点や過去もそれぞれだ。事件には1件あたり3名までヒーローを派遣できるため、適性に合った現場に派遣することが求められるのだろう。なお、ヒーローのスキル強化や能力アップグレードも可能。こうしたプレイヤーの判断やヒーローとの交流は、物語の展開にもかかわってくるという。さらにヒーローとの関係、忠誠度といった要素もあり、長期的には街への影響もあるそうだ。
本作は2024年12月に発表された作品。『Tales from the Borderlands』や『The Wolf Among Us』などの高評価ADVを手がけたNick Herman氏やDennis Lenart氏が開発に携わっている。さらにヒーローのキャストにはドラマ「ブレイキング・バッド」などに出演しているAaron Paul氏や、映画「バスキア」の主演などで知られるJeffrey Wright氏なども出演するとして話題になった。そんな本作が、2025年10月22日についに発売されると発表されたかたちだ。
なお本作は10月22日から4週間にわたって、毎週2エピソードずつ公開されていくという。加えて本作は豪華版にあたるデジタルデラックスエディションも発売予定。特典としては、本作の設定資料や世界観を反映した絵が100ページ以上盛り込まれたアートブックと、45ページ以上あるデジタルコミックが付属。価格は通常盤が30ドル、デジタルデラックスエディションが40ドルで発売予定とのこと。国内向けにはそれぞれSteam独自のレートを反映した価格になるだろう。
『Dispatch』は、PC(Steam)/PS5向けに10月22日に配信予定だ。Steamでは現在デモ版がダウンロード可能だ。