ペンギン探偵ゲーム『Detective Penguin』正式発表。高評価ペンギン強盗ゲーム開発元が手がける、迷推理連発ゴリ押し新米探偵ゲーム


デベロッパーのThat FishおよびThat Other Fishは7月18日、三人称視点ペンギン探偵推理ゲーム『Detective Penguin』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

本作はペンギンを主人公とする、物理演算を採用した三人称視点アクション推理アドベンチャー。プレイヤーは探偵学校を卒業したばかりの学生で、実経験を積むためにペンギン村に引っ越してきた新米探偵Nooterとなり、ペンギン村の探偵局で働くことになる。経験豊富な先輩探偵Rex Fontaineの助けを借りながら、消えたサバ事件(case of Missing Mackerel)の解決のためペンギン村を奔走することになる。

ゲームプレイにおいてはNooterとなって、ペンギン村を探索し、知恵と時には暴力を使って、自分なりの方法で事件を解決することになる。ペンギン村にはさまざまなキャラクターが登場。会話や聞き込みをすることで事件の手がかりを得られるようだ。また、村では複数のミニゲームを発見することが可能。Nooterを自由に着飾るコスメティック要素も実装されるという。

That Other Fishの公式Xアカウントでは本作のゲームプレイ動画がいくつか投稿されており、作品の雰囲気を垣間見ることができる。上述のポストはNooterが村人の家に証拠なしで突撃し聞き込み調査をする場面。証拠がないとしらを切る相手に対し、駄々っ子のようにパンチを繰り出すことで見事証言を引き出すことに成功している。

他にも公式アカウントではさまざまな場面が紹介されており、ピザを食べたりダンスを踊ったりなど、総じてあまり探偵らしい頭脳を使っている様子は見られない。とはいえ多彩な方法で事件解決の手がかりを得ることはできるようだ。

開発を手がけるThat FishおよびThat Other Fishは過去にペンギン強盗アクション『The Greatest Penguin Heist of All Time』やジョークホラー『The Walking Fish 2: Final Frontier』を手がけてきたスタジオだ。『The Greatest Penguin Heist of All Time』も物理演算を採用したペンギンを操作するアクションゲームとなっている。本稿執筆時点で約1900件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。マルチプレイにも対応しており、かわいらしいペンギンがハードなクライムアクションに挑むギャップと、物理演算で描かれる手足の短いコミカルなペンギンのアクションがプレイヤーから好評を博している。同作は2021年に早期アクセスを開始。現在も開発が続けられており、2024年6月には大型アップデートが実施されている。


本作『Detective Penguin』のペンギンの挙動にも物理演算を採用。スタジオが得意とするペンギンを題材とした、かわいらしくもジョークにあふれるゲームになるのだろう。短い手足を振り回しながらやりたい放題駆けまわるかわいらしいペンギンの姿に心惹かれた方は、本作をウィッシュリストに登録しておくとよいだろう。

『Detective Penguin』はPC(Steam)にて配信予定。