“「Dead by Daylight 2」を出すつもりはない”と開発者が改めて断言。“10年後”も見据えて、一心に『DbD』を磨き続ける

『Dead by Daylight』を手がけるBehaviour Interactiveの幹部が、IGNのインタビューに回答。「Dead by Daylight 2」を作るつもりはないと改めて断言している。

Behaviour Interactiveのパートナーシップ責任者であるMathieu Cote氏とクリエイティブディレクターのDave Richard氏は、『Dead by Daylight』について、続編として「Dead by Daylight 2」を制作する予定はないと明言した。IGNのインタビューの中で伝えている。

『Dead by Daylight』は、Behaviour Interactiveが手がける、1人のキラーと4人のサバイバーに分かれて対戦する非対称型マルチプレイホラーゲームだ。サバイバー側のプレイヤーは、マップ内に点在する発電機をスキルチェックにて修理し、ゲートを開いて脱出することが目標。一方のキラーとなったプレイヤーは、生存者の痕跡を追い脱出を阻止することを目指す。

なお3月18日には新チャプター「All-Kill: Comeback(オールキル:カムバック)」が配信され、本作初となる都市型マップ「トリックスターの妄想」や新サバイバー「クォン・テヨン」が実装。キラー「トリックスター」の大規模調整など、大規模なアップデートが実施されている(関連記事)。

今回、GDC(Game Developers Conference)にてIGNが『Dead by Daylight』開発元Behaviour Interactiveに実施したインタビュー記事を公開。その中で、パートナーシップ責任者のMathieu Cote氏とクリエイティブディレクターのDave Richard氏は、『Dead by Daylight』の続編の可能性について回答した。

Richard氏によれば、今『Dead by Daylight』が抱えている問題を解決しようとするより、いちから続編を作り直した方がずっと簡単であり、続編の制作をしようと思う瞬間もあるのだという。しかしそれは本作に時間とお金を費やしたファンにとっては納得のいく話ではないだろうとし、支払った金額に見合った価値を感じられるように努力を続けていくとの決意を語った。

またCote氏は、「成功したオリジナル作品」と「それに続く作品」についての見解を、『Payday 2』と『Payday 3』を持ち出しつつ語っている。両作はどちらもStarbreeze Entertainmentによるマルチプレイクライムアクションだ。『Payday 3』は大人気を博す『Payday 2』に比べ不満も寄せられ苦戦しているものの、現在は双方ともサービスが展開されている。ただBehaviour Interactiveとしては、そうして2作を並列して展開するという方針も考えてはいないという。

Cote氏いわく、『Dead by Daylight』を無理やりでも次の10年間運営し続けることは十分可能とのこと。またそれこそがBehaviour Interactiveの目指す方向だそうだ。つまり問題の解消などに“作り直し”以上の手間がかかったとしても、プレイヤーに「Dead by Daylight 2」を買わせていちからやり直させるというつもりは、毛頭ないようだ。一方で、『Dead by Daylight』はPC向けに2016年にリリースされた作品で、今年で10周年を迎える。そうした“古さ”を認めつつも、「今日プレイしても違和感のない」ゲームとして、古臭さを感じさせないゲームを目指すという意気込みもあらわにした。

ちなみに「Dead by Daylight 2」の計画については、Richard氏とCote氏が過去にもたびたび、「予定はない」として直接噂や質問を否定する場面も見られた。その際にも、続編を制作するより、マップやキャラクターを大規模に改修しつつ、タイトルをアップデートしていくことは可能だとの見解を示していた。今回は10周年の節目でも以前と変わらず、本作を長期にわたって展開していく覚悟を示したといえるだろう。

なお直近では『オーバーウォッチ2』が『オーバーウォッチ』に名を改めて大型アップデートをおこなったことも記憶に新しい。同作でも、「永遠に続いていくゲーム」として、いつか「オーバーウォッチ3」に置き換わるのではないかという不安をプレイヤーから払拭したかったから改名がおこなわれたことが伝えられていた(関連記事)。また『Apex Legends』でも、続編を出さないことが明言されてきた(関連記事)。長期にわたって運営されるライブサービスゲームでは、あえて続編を出さない方針を各社が打ち出していることもうかがえるだろう。

ライブサービスゲームでは装飾アイテムなどの課金要素でマネタイズがおこなわれることも多く、続編への移行でそうした“資産”が失われるおそれがあるとなれば、ユーザーの課金意欲を削ぎかねない。続編展開を避けることが公言されがちな背景には、そうしたマネタイズ戦略も関係しているのかもしれない。

『Dead by Daylight』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。PS PlusゲームカタログおよびXbox/PC Game Pass向けにも提供されている。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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